調剤薬局はどこがいい?転職におすすめの企業と指標にすべきポイント

調剤薬局はどこがいい?転職におすすめの企業と指標にすべきポイント

 

「調剤薬局で薬剤師として働きたいけれどどこがいいのかな?転職におすすめの企業や指標にすべきポイントを知りたい!」

 

調剤薬局はどこがいいのか、薬剤師として働きたい方ははそう考えている人は多いでしょう。

転職におすすめの企業や指標にすべきポイントも知っておきたいはずです。

 

  • 調剤薬局はどこがいいのか知りたい!
  • 転職におすすめの企業はどこだろう?
  • 転職する際、指標にすべきポイントはある?

などいろいろなことが気になるのではないでしょうか。

 

そこで、今回は調剤薬局に転職する場合におすすめできる企業はどこなのかを紹介します。

勤め先の調剤薬局を選ぶポイントを紹介し、年収の高い調剤薬局グループの待遇面についても説明しますので調剤薬局への就職を考えている人はぜひ参考にしてください!

 

この記事まとめ
  • 調剤薬局への転職で指標にするポイントは、現在の売上高や店舗数と店舗のある地域など
  • 年収・福利厚生教育・研修制度、ワークライフバランス、口コミなども指標にする
  • 転職の際は、薬剤師専門の転職サイト・エージェントに利用がおすすめ
  • おすすめは薬キャリAGENT・マイナビ薬剤師・ファルマスタッフ・ヤクジョブ・リクナビ薬剤師
  • 転職エージェントを利用する際は自分の希望をしっかり伝える

 

目次

調剤薬局はどこがいい?転職する際に指標とすべきポイントは?

調剤薬局はどこがいい?転職におすすめの企業と指標にすべきポイント

 

では、転職する際にどういったポイントで調剤薬局を選べばよいのでしょうか。

ここでは、調剤薬局への転職で指標にすべき次のポイントについて説明します!

 

  • 現在の売上高
  • 店舗数と店舗のある地域
  • 年収・福利厚生
  • その他の指標

 

現在の売上高

 

転職する際に指標となるのが、企業の現在の売上高です。

転職した企業の経営がうまくいっていなければ、昇給も望めませんし、労働環境も辛いものになってしまう恐れがあります。

 

売上高は、ほとんどの場合その企業の公式サイトのIRページから確認できるでしょう。

上場企業なら、掲載されているはずです。

 

その他金融庁のシステム「EDINET」や会社四季報の未上場会社版で確認しましょう。

 

店舗数と店舗のある地域

 

全国転勤でも問題なければ気にする必要はないかもしれませんが、店舗数と店舗のある地域も重要です。

家の近くで働きたい場合や、家族がいて転勤は困る場合などは、希望する地域に店舗があるかどうかが大切です。

 

その店舗でポストに空きがあるかどうかも重要でしょう。

せっかく希望の店舗があっても、そこで働く薬剤師がたくさんいる場合は他の店舗へ異動させられることもあるかもしれません。

 

年収・福利厚生

 

待遇面の確認も転職の際は大切です。

調剤薬局への転職を希望する場合、年収を高くしたいと思うはずです。

 

また、年収はそれほど変わらなくても、有給の取りやすさや育休制度の有無など福利厚生面を充実したい方もいるでしょう。

希望する企業の待遇面はしっかりと確認する必要があります。

 

その他の指標

 

それ以外にも、次のポイントもなども判断する指標になりえます。

 

  • 教育・研修制度が充実しているか
  • ワークライフバランスが充実できているか
  • 各社で働く従業員の口コミや評価

 

大切なことは、薬剤師によって調剤薬局に求める条件は違うということではないでしょうか。

 

  • 全国転勤は大丈夫だけど、とにかく稼ぎたい。
  • 正社員になりたいけど、子どもがまだ小さいので時短勤務がいい。
  • 残業代が出るなら、バリバリ働きたい。

     

    など、一概におすすめな調剤薬局といっても、薬剤師一人ひとりによっておすすめの定義が違います。

    就職する調剤薬局を決めるときは、自分にとって何が大切か、どのような働き方をしたいかを明確にしておきましょう。

     

    ここまでに挙げた指標のなかで、自分が特に譲れないと思う条件を2、3個考えてください。

    自分が出した必須条件を全て満たす調剤薬局が、自分にとって働きやすい企業で、長く仕事を続けられるのではないでしょうか。

     

    調剤薬局はどこがいい?転職を希望する薬剤師におすすめの企業5選

    調剤薬局はどこがいい?転職におすすめの企業と指標にすべきポイント

     

    自分の中で調剤薬局を選ぶ軸を決めることはできたでしょうか。

    いずれにしてもせっかく薬剤師として調剤薬局で働くのであれば、年収は高い方がよいでしょう。

     

    ここからは、年収の高い調剤薬局グループ5社を比較しながら、各社の特徴を紹介していきます。

    調剤薬局への転職活動の参考にしてください!

     

    • 大手調剤薬局5つの基本情報
    • 株式会社アインホールディングス
    • 日本調剤株式会社
    • クオール薬局
    • なの花薬局
    • 東邦ホールディングス株式会社

     

    大手調剤薬局5つの基本情報

     

    大手調剤薬局5つの基本情報は以下の通りです。

     

    薬局名

    (会社名)

    売上高 店舗数 薬剤師数 想定年収 想定月収
    アイン薬局(アインホールディングス) 3036億円 1,177店舗 5,477人 400万円~

    608万円

    25万円~

    38万円

    日本調剤薬局

    (日本調剤)

    2656億円 697店舗 3,603人 432万円~

    832万円

    27万円〜

    52万円

    クオール薬局

    (クオール)

    1532億円 834店舗 2,338人 418万円~

    664万円

    26.1万円~

    41.5万円

    なの花薬局

    (メディカルシステムネットワーク)

    1014億円 437店舗 1,811人 410万円~ 25.6万円~
    ファーマみらい(東邦ホールディングス) 918億円 543店舗 2,152人 400万円~

    700万円

    31万円~

    43.8万円

     

    株式会社アインホールディングス

     

    アイン薬局は、日本全国で調剤薬局 1,177店舗を運営し、売上高も3000億を超えるという国内第1位の調剤薬局グループです。

    調剤薬局だけでなく、コスメなどの小売業も伸展しており、化粧品にも興味のある薬剤師にとって人気の就職先となっています。

     

    アイン薬局で働く薬剤師の年収を表にしました。

     

    社員区分 想定年収(40時間/週) 想定年収(32時間/週)
    ナショナル 560万円 448万円
    広域エリア 472万円 377万6千円
    狭域エリア 424万円 339万2千円
    自宅通勤(自宅から90分圏内) 400万円 320万円

     

    また、手当は以下のように公表されています。

     

    手当 内容
    役職手当 管理薬剤師手当10,000円

    ブロック長手当65,000円

    薬局長手当55,000円

    副薬局長・薬局長代理手当30,000円

    住宅手当 ナショナル、広域、狭域:家賃の80%

    自宅通勤:なし

    時間外電話手当 1日1000円(時間外電話に対応する携帯を持つ)
    奨学金返済サポート 生涯に渡ってサポートを受けることができる特別な勤務体系
    その他 薬剤師手当・社員区分手当(希望コースにより異なる)、専門認定薬剤師手当・残業手当・通勤手当・単身赴任手当など

     

    アイン薬局では、転勤できる範囲が広くなるほど年収が大きく増えていくことがわかります。

    では、アイン薬局の福利厚生について確認してみましょう。

     

    項目 内容
    育児休業 子供が1歳になる前日まで(最長2歳まで)
    育児短時間勤務制度 小学校就学時まで1日最大2時間短縮
    連続休暇制度 1年に1度、最長9日間の連続休暇が取得できる
    慶弔休暇 本人の結婚時には7日間取得可能(最大10日)
    契約保養所 全国40か所以上が最大80%オフ(ハワイもあり)
    社員割引販売 以下の商品が社員割引で購入できる

    AINZ&TULPE(アインズ&トルペ)

    化粧品ブランド「アユーラ」

    オリジナルブランド「リップス&ヒップス」

    インフルエンザ予防接種補助 社員本人分は全額、扶養家族は1500円の補助
    退職金制度 退職金はポイント制を採用し、勤務年数、役職などで加算
    復職制度 家庭の事情などで退職した人は退職後5年以内であれば復職可能
    大学院奨学支援制度 大学院就学の入学金・授業料の80%が会社負担。博士号の取得も奨励
    その他 産前産後休暇

    スポーツジム優待

    財形貯蓄制度

    白衣貸与(マタニティ白衣含む)

    従業員持ち株会

    永年勤続表彰(10年/20年/30年)

     

    家庭の事情などで続けられなくなった従業員のための復職制度など、充実した福利厚生といえるのではないでしょうか。

    アイン薬局で働く薬剤師の口コミや評判を紹介します。(引用元:openwork

     

    昇給が殆どないと書いている職員もいるようだが、それはその人の評価。ちゃんと頑張っている人はそれなりに出世して給与もかなり上がる。自分は10年程で月額15万以上給与は増えている。役職に就きたくない、応援は嫌だ、かかりつけはやらない、車が運転出来ないので在宅は行かないとそんなスタッフが多いと思う。 なにもやらなければ給与は増えないのは当たり前。

     

    休みはそこそこあり、有給も繁忙期でなければかなり取りやすいとはおもいます。 この点に関しては中小調剤薬局薬局と比較すると大きなメリットだと思います。

     

    プライベートと私生活とのバランスは調整しやすいと思います。土日祝日は休みで、有給も積極的にとることをすすめられます。店舗にもよると思いますが、残業も少なくストレスを感じたことはありません。

     

    産休育休制度が整っており、また母体が大きいため従業員数が多く店舗の人員調節は容易なため、産休等をとるのに後ろめたさもなくとりやすいと思う。

     

    単純に店舗によっては人手が足りておらず、業務が1時間ごとに振り分けられているが全て時間通りに終わらず残業することが多い。 希望休に理由を求められるなどの配慮が欠けている店舗もある。店舗によって人間関係や客層などが異なるため配属された店舗にて苦しい思いをする可能性もなくはない。 ノルマはないと、思ってはいたが1日に何件アプリ獲得するべきといったノルマ風の目標があり、店舗によっては誰が何件獲得したのかを可視化させられるため、場合によっては周囲と比べてしまい落ち込むこともある。

     

    アイン薬局は、年収はがんばれば上がるシステムなので、上を目指す社員にとっては働きやすい職場のようです。

    産休育休制度も整備されており、ワークライフバランスも充実していることがわかります。

     

    しかし、店舗によっては人員不足のところもあり、ノルマを課されるところもあるようなので、注意が必要です。

     

    日本調剤株式会社

     

    日本調剤は日本全国に調剤薬局を構える大手調剤グループです。

    他の調剤薬局と比較すると店舗数あたりに売上が大きいことから、業績も好調といえるでしょう。

     

    では、日本調剤の月収や手当、福利厚生について確認してみました。

     

    勤務コース 月給
    全国勤務 270,000〜330,000円

    (全国勤務手当毎月2万円を含む)

    エリア指定 250,000〜310,000円
    自宅通勤 250,000〜310,000円
    奨学金返済サポート 270,000〜380,000円

    (奨学金返済補助手当毎月最大7万円を含む)

    手当 資格手当(薬剤師)

    地域手当

    家族手当

    時間外手当

    通勤手当(全額支給)

    管理薬剤師手当、管理職手当 ほか

    福利厚生 内容
    借り上げ社宅制度 全国勤務コース:実質無料

    奨学金返済サポートコース:実質無料

    エリア指定コース(家賃自己負担30%+月上限2万の住宅補助)

    自宅通勤:なし

    育児支援 育児短時間勤務(子供が小学校入学まで1日最大2時間)

    ベビーシッターサービス

    月極育児補助金

    認可外保育園の優先入園枠確保

    薬品使用料支給制度 日本調剤で調剤した薬代は本人負担額は全額会社負担(被扶養者分も対象)
    OTC社員割引制度 社員価格でOTC医薬品を購入できる
    福利厚生倶楽部 映画・テーマパークチケット割引、旅行補助など
    新生活のサポート 家電購入補助最大8万円、借上社宅の入居時の引っ越し代・敷金・礼金を会社負担
    異動時のサポート 転居を伴う異動が発生した場合、赴任旅費が支給(5〜10万円)
    奨学金返済サポート 最大252万円の返済補助金を支給する制度(条件:3年間の全国勤務・試験に合格すること)
    休日・休暇 年間休日121日、夏季休暇2日、有給休暇(初年度10日、うち5日取得必須)、慶弔休暇(結婚休暇、配偶者出産休暇、忌引休暇)、産前産後休暇、育児休業、介護休業、介護休暇、子の看護休暇、裁判員休暇
    その他 従業員持株会、退職金制度(確定拠出年金)、財形貯蓄、社内預金、団体定期生命保険、定期健康診断、慶弔見舞金、インフルエンザ予防接種補助、長期収入ガード(GLTD)、ゴールドカード入会優待、保養施設、会員制リゾート施設

     

    大手調剤薬局の中でも、収入、福利厚生ともかなり手厚いといえるのではないでしょうか。

    特に、ベビーシッターサービスや認可外保育園の優先入園枠確保などの育児支援は、業界トップクラスです。

     

    他にも、条件はありますが奨学金返済サポートなど新卒にも優しい施策があり、日本調剤は多様な従業員の事情にも対応してくれる企業だといえるでしょう。

    日本調剤で働く薬剤師の口コミや評価を紹介しておきます。(引用元:openwork

     

    基本給は並だが、社外認定や残業、賞与で500くらいは余裕で超える。 僻地手当やボーナス評価が上がれば一般で600もザラにいる。 専門持ちでノルマ達成、薬局加算維持で800超えの店舗責任者もいる。

     

    残業の有無は店舗によって違いました。遅くまで残業する店舗は仕事と家の往復の毎日でしたが、きちんと週2の休みは確保できたのでそこでリフレッシュする感じでした。残業の少ない店舗の人は終業後ゆとりがあり、ワークバランスが調節しやすい感じでしたこれは配属先によるので、正社員では自分でコントロールできない部分があります。

     

    残業時間や休みの取りやすさについては店舗によって大きく異なっている。 残業は比較的少ない店舗で15〜20時間程度、多い店舗では40〜50時間くらいの印象。 有給休暇は計画有休という制度があり、3月に次年度の有休取得日を5日分決定し、その分は取得できている。 しかしそれ以外は体調不良以外では基本的に取れない店舗が多い。 また休日当番や夜勤もエリアの正社員で持ち回りのため、1〜2ヶ月に一度ほど勝手に組み込まれている。

     

    産前産後休職や育児休暇、時短勤務は、大手なのでしっかり整備されている。申請が却下されたケースは知る限り無い。 配偶者の転勤があっても、全国に店舗がある為、会社を辞めずに済む事が多い。

     

    慢性的な人手不足と不満が上がることが多いが、社員に一般的なサラリーマン感覚が無いだけな印象。 薬剤師1人あたり処方箋50枚捌け、などという頭のおかしい人員配置では断じてない。 概ね1人あたり20〜30枚程度の配置。 機械化も進んでおり、ロボピックやロボステーションも徐々に展開している。

     

    日本調剤は、薬局長として加算維持等で店舗目標を達成すれば年収800万円を狙えるなど、待遇の良さを感じます。

    ただし、ワークライフバランスに関しては、配属された店舗によっては難しい部分もあるようです。

     

    産休育休、時短など女性の従業員への配慮もしっかりできているのではないでしょうか。

    また、日本調剤は忙しく大変な店舗が多いようですが、機械化も進んでおり、従業員の負担を軽くしようとする企業努力もしていることがわかりました。

     

    クオール薬局

     

    クオールは全国に800店舗以上を展開する調剤薬局グループです。

    2017年に秋田県の店舗で調剤報酬の不正請求が発覚し行政処分を受けましたが、現在は是正されています。

     

    では、クオールで働く従業員の月収や福利厚生について紹介します。

     

    • クオール薬局薬剤師の収入
    コース 想定年収 月給
    全国 514~610万円 321,000~381,000円
    広域 450~546万円 281,000~341,000円
    地域限定 418~514万円 261,000~321,000円

     

    • クオール薬局従業員の福利厚生
    住宅手当 全国勤務コース:家賃の90%支給

    広域コース:家賃の90%支給

    地域限定:なし

    育児支援 育児短時間勤務(子供が小学校2年生になるまで)
    カフェテリアプラン(毎年5つの中から1つ選べる)
    1. 薬代補助金制度
    2. リロクラブ法人会員制度(宿泊施設・映画等の割引)
    3. レクリエーション補助金制度
    4. 会費補助金制度(習い事、研修などの費用を補助)
    5. 技能資格取得料補助金制度(業務関連の資格の受験料などを補助)
    OTC社員割引制度 社員価格(3割引)でOTC医薬品を購入できる
    休日・休暇 年間休日125日、有給休暇(初年度13日)、特別休暇、慶弔休暇、育児休暇、介護休暇
    その他 法人契約保養施設、GLTD(団体長期障害所得補償保険)、退職金制度(410Kか退職金の前払い)、赴任支度金、帰宅旅費(単身赴任者月1回、独身者年2回※実費全額支給)、従業員持株会制度、EAP(Employee Assistance Program:従業員メンタルヘルスケアプログラム)、産業医・健康管理室(保健師)による健康チェック、メディカルナレッジ補助(認定薬剤師取得・更新)

     

    クオール薬局も、かなりの高年収を狙えますし、育児中の時短勤務など福利厚生も充実しています。

    クオールは、過去に不正請求などの問題を起こしましたが、現在はコンプライアンスを遵守しており、多様な従業員の要望を聞き入れる企業といえるでしょう。

     

    クオールで働く薬剤師の口コミを紹介しておきます。(引用元:openwork

     

    年収事例: 4年目 薬局長兼管理薬剤師 年収650~700万円くらいで、 年2回 賞与有 評価によって受給額が変わる。無難にこなしていれば評価はAないしBに落ち着くので問題ないがそれ以下の評価では受給額が下がる。

     

    ワークライフバランスも配属される店舗によりますが当方は残業が無ければ取れていました。有給も誰かと被らなければしっかりと取れましたし連休も可能でした。ただこれも店舗によると思います。人が足りてない店舗だったり24時間開いているところだと難しいのかもしれないです。年末年始やお盆、GWも基本は休めますがやはり上記のような店舗だとランダム休みになるのではないか、または普通の休みと変わらないかだと思います。しかしずっと同じ店舗ではなくて上司や薬局長に相談すれば移動させてもらえるので例えば店舗の人間関係が辛い時でもありがたいと思います。

     

    働く店舗・事業部にもよるのだと思うが、慢性的な人手不足。余裕を持った人員配置ではないため忙しく感じる。薬歴のために22時前まで残業することもある。今の人員で店を回せているので、人員を増やして従業員の負担を減らすという考えはなさそう。それが分かっているので、次から次へと人が辞めていく。大手チェーン薬局なので薬学部生からの知名度は高く毎年たくさんの新人が入ってくるが、中堅になる前に辞めていく人が多い印象。

     

    休みはきちんととろう、という雰囲気があり、長期の旅行なども可能です。(店舗状況にもよりますが)趣味などの楽しみもしっかり充実させることができると思います。

     

    会社は規則的にも福利厚生的にも大変しっかりしていると感じます。特に産前産後休暇や育短の取りやすさはピカイチだと思います。シフトの融通も効きやすく、有給消化のしやすさもピカイチです。一度も嫌な顔されたことありません。また年に1回、数種類の福利厚生の中から1つ選べる制度があり、年によっては薬代の補助を、他の年では資格取得の補助を、などと手厚いフォローがあるのでそこに不満を抱いたことはありません。

     

    クオールは管理薬剤師や役職付きになれば、評価によっては700万円の高収入を手にすることができるようです。

    ワークライフバランスについては他の大手調剤薬局と同様に配属店舗によるようです。

     

    救急もある総合病院門前になると、24時間営業の店舗もあり、そこに配属されると希望休も取りづらいとの声もあります。

    女性の働きやすさは、充実しているようですし、福利厚生もしっかりしていることは口コミからもわかりました。

     

    なの花薬局

     

    なの花薬局(メディカルシステムネットワーク)は、札幌市に本社を置き日本各地で調剤薬局を運営しています。

    なの花薬局は、男女関係なく出世できる社風と、充実した育児制度で女性が働きやすい薬局として注目されています。



    では、菜の花薬局で働く従業員の年収と福利厚生について紹介していきましょう。

     

    • なの花薬局薬剤師の月収
    勤務区分 基本給 薬剤師手当 広域勤務手当
    自宅通勤 206,000円 50,000円
    広域勤務 50,000円 306,600円
    全国勤務 100,000円 356,000円

     

    その他、地域手当、認定薬剤師手当、住宅手当などが加算されます。

     

    • なの花薬局従業員の福利厚生
    住宅手当 全国勤務コース:全額補助

    広域コース:全額補助

    自宅通勤:25,000円

    選択型福利厚生サービス 有名ホテルの特別価格での宿泊や、全国のテーマパークや映画館のチケット割引、フィットネスクラブ利用サービス、さらには育児補助金等の子育て支援などを、与えられたポイントの範囲内で自由に選んで利用できるサービスです。
    OTC社員割引制度 社員価格(3割引)でOTC医薬品を購入できる
    休日・休暇 年間休日125日、有給休暇(初年度13日)、特別休暇、慶弔休暇、育児休暇、介護休暇
    その他 奨学金返済サポート、保存有給(30日まで積立可能)、夏季特別休暇従業員持株会、団体総合生活保険制度、スポーツ・文化活動特別休暇、夏季特別休暇(6〜9月の間に3日取得できる)、JICAボランティアに参加可能、医療貢献特別休暇(移植のドナーには休暇付与)、永年勤続特別休暇(勤続10年ごとに特別休暇)、勤続表彰(10年勤続ごとに、表彰金あり)、介護休業制度、社内サークル制度、慶弔見舞金

     

    なの花薬局では、収入が他の薬局と比べて特別高いというわけではありませんが、住宅手当などの手当が充実しているのが特徴です。

    また、福利厚生も従業員ごとのライフスタイルに合わせて選ぶことができるので、充実しているといえるのではないでしょうか。

     

    なの花薬局で働く薬剤師の口コミを紹介しておきます。(引用元:openwork

     

    年収事例:新卒12年目 33歳 年収700万。 給与制度の特徴:入社当初は年数に応じてしっかりとした昇給があった。最近、評価制度等が変更され、等級に応じて上限が設けられている。

     

    基本的に、一日8時間(+休憩1時間)のシフト制です。土曜日も半日(9:00~13:00)だけ営業していました。週に一日の休みは最低限保障されていました。他には、午前休や午後休が週に2~3回入ります。店舗によっては救急対応のため夜間も開局している場合があり、シフトがそこに入ってしまうと帰りは日付を跨いでしまうこともありました。 休みについては、大手の他社と比較しても自分の意思で取得しやすい環境が作られていたと思います。新型コロナウイルスワクチンを接種する際にも、接種する日は午後休が確保されていました。それに加えて、接種した次の日の休みも薬剤師・調剤助手・医療事務それぞれ平等に割り当てられていました。葬儀や結婚式といった冠婚葬祭に対応できるよう、店舗には余裕を持った人員配置がなされており、急な事態にも対処できる体制が確立されていました。

     

    店舗によると思う。 自分の店舗は、残業がほぼなく、休みも前もって申請すれば取りやすいので ワークライフバランスはいいと思う。 別の店舗では中々休めない等の話も聞くので、配属先次第かもしれない。 エリア内に、ヘルプ専属の薬剤師がいて、人が足りないときは色々な店舗にヘルプを送るという仕組みはある。

     

    産休、育休中の社員が多く、管理薬剤師にも産休明けの女性がいたりと 産休、育休は取りやすい環境。 また、社員にも女性が多く、女性でも管理者の立場を目指せる環境(男性と差別なく)である印象。

     

    手厚い研修がある。目標達成がなされてるか、新人のみでなく店舗責任者と教育者に及ぶ振り返りが1年間、エリア責任者によって行われる為、不安がある場合相談することもできる。

     

    なの花薬局では、一生懸命働いて長く続けると年収も上がっていきやすいことがわかります。

    ワークライフバランスに関しては、他企業同様に店舗によるところはあるようですが、ある程度人員配置には他の大手よりも、手厚い印象のようです。

     

    女性の働きやすさに関しても、育休産休だけでなく、女性でも管理職を目指せる風潮が根付いていることがわかりました。

     

    東邦ホールディングス株式会社

     

    大手医薬品卸業グループの東邦ホールディングスは、子会社のファーマみらいを中心として調剤薬局事業を運営しています。

    北は北海道から南は沖縄まで、現在日本全国に543店舗の調剤薬局を展開しているのです。

     

    以下に、ファーマみらい薬局で働く薬剤師の新卒時収入を表にしたものを紹介しましょう。

    基本給は東邦ホールディングス所属の薬剤師と共通です。



    研修後、ファーマみらい等の調剤薬局に配属されると、調剤手当が支給され、月給が278,500円以上になります。

     

    項目 内容
    基本給 大卒 211,000円

    ※試用期間3ヶ月(期間中の待遇に変更なし)

    ※各社共通

    諸手当 ・薬剤師手当(50,000円)

    ・調剤手当(17,500円)

     ※調剤業務開始と同時に支給

    ・通勤手当(150,000円/月 まで)

    ・住宅手当(条件により異なる)等

    昇給 年1回(5月)
    賞与 年2回(7月・12月)
    休日休暇 週休2日制、祝日、夏季・年末年始、年次有給休暇、特別休暇、

    産前産後休暇、育児休暇、慶弔休暇、看護及び介護休暇、リフレッシュ休暇

     

    場所やエリア、コースによって遠隔地手当、赴任手当、全国コースと加算されます。

    全国転勤が可能な薬剤師は、さらに高年収が期待できます。



    出世して役職がつくと、600万円以上の高収入も目指せるのではないでしょうか。

    ファーマみらい薬局の福利厚生は以下に紹介していきます。

     

    • 社会保険各種
    • 従業員持株会(奨励金あり)
    • 財形貯蓄
    • 財形年金
    • 確定拠出年金
    • 再雇用制度
    • 東邦共済会

    ・冠婚葬祭や長期入院の際、慶弔見舞金支給。

    ・従業員の親睦のための事業活動費支給。

    ・従業員が出品できる東邦美術展、東邦写真展開催。

    ・共済会冊子「邦友」会社情報、保養所の紹介等。

    • 慶弔見舞金

    ※慶弔見舞金は当社グループ(会社)とは別に、東邦共済会からも支給されます。

    • 育児休業
    • 介護休業
    • 育児短時間勤務
    • 保養所兼研修施設:長野県軽井沢町にある当社グループ独自の研修施設。
    • 寮、借り上げ社宅
    • 企業内保育所(札幌市)

       

      ファーマみらい薬局は、大手卸の東邦グループの手厚い福利厚生が適用されるのが特徴です。

      育児支援や、転勤時の住宅手当などが特に充実しているのではないでしょうか。

       

      ファーマみらいで働く薬剤師の口コミを確認しておきましょう。(引用元:openwork

       

      年収事例: 中途薬剤師政令都市550万、地方部はもう少し良いらしい。エリア社員だと月プラス3万円、全国コースだと月プラス5万円。有給が申請通り取れるエリアと全く取れないエリアがある。常に募集があるエリアは要注意 給与制度の特徴: 最初の条件提示額はボーナスによっては守らないことがある。この会社の業績が良くても、親会社の東邦薬品の業績が悪いと守らない。

       

      給与制度: 卸部門の成績により賞与や昇給が少ない場合がある。 年収は大手と変わりない。 僻地に行くと手当がそれなりに出るが、帰ってくると一気に下がるのでそこでやむを得ず退職する人もいる。 評価制度: 頑張っていても数字で示せる実績がないとなかなか評価されない。 上司が評価するのでしっかりアピールできる人じゃないとなかなか上がらない。

       

      ワークライフバランスはとてもいい。 土日祝日のお休みは確保されていて土日営業の店舗でも必ず代休がもらえる。

       

      人員が少なく、毎月残業有りきのシフトを組まざるを得ませんでした。そのことについて相談したくてもエリア長が休みなく他店にヘルプに入っている為、時間をかけて相談することも不可能でした。 公休はしっかり取れ、残業代も出るので、そこで休養をとると割り切れれば働けますが、毎日残業で帰りが遅くなるのでプライベートの予定はほぼ入れることができないし、身体も疲れます。長期的に働くには身体に負荷がかかるとおもいました。

       

      店舗による。私の勤務する店舗は人が充足しているのでいいが、人が足りていない店舗は休みも取れず大変そうである。

       

      女性の産休、育休は充実しており取得される方は多いです。また育短勤務について周囲の理解も得やすいです。あくまで会社の許可をもらえればですが短時間正社員という雇用携帯も選ぶことが出来るそうです。

       

      やりがいが感じられるかどうかは店舗の状況次第だか、地域に根差した薬局が多いため、患者さんとの関係も良好で色々と相談を受けることも多く、顔もお互い覚えているので、楽しくかつ求めている情報を提供することができ、やりがいを感じるられる場合が多いと感じる。

       

      年収に関しては、他の大手と比べると少ない傾向にあるようです。

      また、親会社の東邦グループの売上が賞与に直結することもあるのが他の調剤薬局と大きく違うところといえるでしょう。

       

      ワークライフバランスに関しては店舗によるところが大きく、人員も不足しがちのようです。

      女性の働きやすさに関しては、産休育休だけでなく時短での働き方もあり、充実していることがわかります。

       

      地域に根差した薬局が多く、患者さんと良好な関係を築きやすく、それがやりがいにつながっているようです。

       

      調剤薬局へ転職する場合は薬剤師専門の転職エージェントの活用がおすすめ!

      調剤薬局はどこがいい?転職におすすめの企業と指標にすべきポイント

       

      ここまで、大手調剤薬局5社の特徴を紹介してきました。

      紹介した調剤薬局グループが、自分の中で魅力的な企業だと思ったら、その企業への転職にチャレンジしてみましょう。

       

      挑戦するときはぜひ薬剤師専用の転職エージェントを活用してください。

      あなたの労働環境をよりよくしてくれるため、転職エージェントはきっと力になってくれるはずです!

       

      • 薬剤師専門の転職サイト・エージェントを使うメリット
      • おすすめの転職サイト・エージェント 
      • 自分に合った転職エージェントの選び方
      • 転職エージェントを利用する際の注意点

       

      薬剤師専門の転職サイト・エージェントを使うメリット

       

      転職する際、自分で希望の調剤薬局を探すのは難しいのが実情です。

      一般企業の転職でも、転職エージェントを使うのは当然となっていますが、薬剤師の転職でも、薬剤師専門の転職エージェントを使うことをお勧めします。

       

      なぜなら、薬剤師専門の転職エージェントは、豊富な薬剤師転職案件と正確な企業情報を持っているからです。

      転職エージェントは転職活動にあたって、こちらの希望に沿って的確なアドバイスをしてくれます。

       

      また、転職エージェントは転職先との面談、交渉なども行ってくれるので、安心して転職活動を進めることができることも利点の一つといえるのではないでしょうか。

      あなた専属の転職エージェントが、親身にあなたの相談に乗ってくれますし、エージェントしか知らないその調剤薬局グループの内部事情も教えてくれるはずです。

       

      また、エージェントを介して、年収の交渉をすることもできます。

      転職エージェントと二人三脚で、あなたにとって最適な調剤薬局を探してください。

       

      おすすめの転職サイト・エージェント 

       

      では、おすすめの薬剤師専門転職サイト・エージェントはどれでしょうか。

      ここに挙げる上位5つはどれも良い特徴がありますので、簡単に紹介していきます。

       

      • 1位:薬キャリAGENT
        • 年収600万円以上のハイクラス求人が多いのが特徴です。先述した大手調剤薬局グループとの取引もあり、年収アップしたい薬剤師におすすめです。
      • 2位:マイナビ薬剤師
        • 求人数が業界最大級です。書類添削や面接対策などのサポートが手厚伊のが特徴です。初めての転職やキャリアプランが定まっていない薬剤師におすすめなのではないでしょうか。
      • 3位:ファルマスタッフ
        • 派遣やパート・アルバイト求人に強く高給求人が豊富です。調剤薬局で働きたいけど、正社員までは考えていない、という人にもおすすめです。
      • 4位:ヤクジョブ
        • 全体求人の約8割が調剤薬局の求人のため、調剤薬局でいい条件のところを見つけたいにはおすすめの転職サイトです。
      • 5位:リクナビ薬剤師
        • 最短3日でスピード転職可能です。大手転職斡旋のリクルートが運営しているサイトのため、求人情報の正確性と企業研究には定評があります。
        • すぐに転職したい人におすすめです。

       

      以上おすすめの5つを紹介しました。

       

      自分に合った転職エージェントの選び方

       

      この記事では5つ薬剤師転職サイト・エージェントを紹介しましたが、他にもたくさんあるので、どこかいいか迷ってしまいますよね。

      薬剤師専門転職サイト・エージェントを選ぶ際は、次のポイントを確認しましょう。

       

      • 自分の希望する働き方や転職先に合った転職サイトやエージェントを選ぶ
      • 求人数・非公開求人数が多いところを選ぶ
      • 複数のサイトやエージェントに登録するとよい
      • 口コミもチェックする
      • 不安ならサポート体制が手厚いサイトやエージェントを選ぶ

       

      まずは、自分の働き方や調剤薬局など希望する転職先に合ったサイトやエージェントを選びましょう。

      同じ薬剤師の仕事を扱っていても、「派遣に強い」「ドラッグストアに強い」など特色があるのです。

       

      求人数が多いところを選べば、当然それだけ選択肢が増えます。

      非公開求人を多く持っているサイトもおすすめです。

       

      さらに選択肢を増やすためには、ひとつに限定せず複数の転職サイトやエージェントに登録しておくといいですね。

      実際に転職サイトやエージェントを利用した人の口コミもチェックしましょう。

       

      自分と同じようなキャリアや希望を持った人が、どのようにサイトやエージェントを使ったかも参考になりますよ。

      初めて転職する方なら、サポートが手厚いサイトやエージェントを選ぶと安心です。

       

      面接などに不安がある人は専属のコンサルタントが、面接対応や履歴書の書き方もアドバイスしてくれるところもおすすめですよ。

       

      転職エージェントを利用する際の注意点

       

      いずれにしても、転職エージェントに転職活動を支援してもらう際に、自分の希望を伝えることは非常に重要です。

      例えば、高年収を優先する場合とワークライフバランスを優先する場合では、転職エージェントが推薦する企業も変わってきます。

       

      また、小さいお子さんがいる場合などは、全国転勤や地方への転勤は難しい場合もあるでしょう。

      このように、転職先を決める場合は、自分の希望をしっかりと転職エージェントに伝え、その上で自分の優先順位をそうするかを事前に決めておく必要があります。

       

      転職先企業の内部の情報は、事前に転職エージェントに確認しておきましょう。

      あなたの転職先が調剤薬局の場合、配属される店舗の人間関係が悪かったりすると、勤務するのはかなりのストレスになってしまいます。

       

      また、離職者が多い企業であれば、何かしら問題がある場合があるといえるでしょう。

      転職エージェントは、一定期間以上転職者が転職先に在籍しなければ、転職先から紹介料を受け取ることができません。

       

      そのため、転職エージェントも、問題のある企業に転職者を紹介することはしたくないはずです。

      あなたが検討している転職先の内部情報は、しっかりと転職エージェントに確認しましょう。

       

      まとめ

      調剤薬局はどこがいい?転職におすすめの企業と指標にすべきポイント

       

      調剤薬局に薬剤師として就職するときは、あなたにとって大切な条件をあらかじめ決めておきましょう。

      大手調剤薬局は、どの会社もある程度の年収は保証されますが、あなたにあった労働環境を提供してくれるかどうかはしっかりと見極める必要があります。

       

      おすすめの調剤薬局の定義は、薬剤師一人ひとりによって変わるのです。

      薬剤師専門の転職エージェントに相談し、あなたにとって最適な調剤薬局を探しましょう!

       

       

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