「阪神調剤薬局を辞めたいと思っているのだけれど、おすすめの転職先ってどこがある?失敗しない転職方法も知っておきたい!」
阪神調剤薬局で薬剤師として働いているものの、辞めたいと思っている人もいるでしょう。
おすすめの転職先や、失敗しない転職方法についても知っておきたいのではないでしょうか。
- 阪神調剤薬局を辞めたいのだけれどどうすればいい?
- 薬剤師のおすすめの転職先はどこだろう?
- 薬剤師が失敗しない転職方法って何があるの?
など、阪神調剤薬局を辞めたいと考えていると、いろいろなことが気になりますよね。
そこで、今回は阪神調剤薬局で働く薬剤師の現状を解説していきます。
さらに、阪神調剤薬局を退職した後のおすすめの転職先や失敗しない転職方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
- 阪神調剤薬局はM&Aで積極的に店舗を増やしており、薬剤師不足状態
- ノルマや残業が厳しいが、高年収が期待できて福利厚生も充実している
- 労働環境の安定している同業他社の大手調剤薬局チェーン店の転職がおすすめ
- 調剤薬局以外も視野に入れると、選択肢が広がる
- 転職に失敗しないためにも、薬剤師専門の転職エージェント利用がおすすめ
- 転職するなら自分の優先順位を明確にすることが大切
阪神調剤薬局を辞めたい!阪神調剤薬局はやばい?ホワイト?
阪神調剤薬局はどのような調剤薬局なのか、概要や現状を解説します。
次の項目について、一つひとつ見ていきましょう。
- 阪神調剤薬局の特徴
- 阪神調剤薬局は労働環境面でやや厳しいという意見あり
- やばい部分①残業が多い・サービス残業がある
- やばい部分②ノルマがきつい
- やばい部分③パワハラなど、人間関係に問題がある
- 阪神調剤薬局の給与や福利厚生面は?
- 阪神調剤薬局に勤務している薬剤師のリアルな評判や口コミ
阪神調剤薬局の特徴
阪神調剤薬局は、現在548店舗に及ぶ調剤薬局を全国に展開する大手調剤薬局グループでM&Aで急速に店舗数を拡大しています。
その結果、薬剤師の確保が追いついておらず、店舗によってはかなり業務量が多いようです。
つまり店舗開発のスピードに追い付いていないため、人員不足のまま店舗を運営していかなければなりません。
このような状況では、阪神調剤薬局で働く薬剤師は不安ですよね。
現場の薬剤師に負担がかかり続ける状態は正常とはいえませんし、このまま薬剤師として阪神調剤薬局で働き続けるのはリスクがあるのではないでしょうか。
阪神調剤薬局は労働環境面でやや厳しいという意見あり
先ほどもお伝えしたとおり、阪神調剤薬局は店舗数を拡大し続けています。
薬剤師を確保するスピードよりも新規出店のスピードが速いため、現場は慢性的な薬剤師不足に陥っているという意見が多いのです。
現場の薬剤師にかかる負担は大きくなる一方だといえるでしょう。
有給どころか希望休をとることすら難しい場合もあり、現場のモチベーションもあがりにくいのではないでしょうか。
やばい部分①残業が多い・サービス残業がある
openworkの口コミによれば、阪神調剤薬局は店舗によってはかなり残業が多くなってしまうようです。
薬剤師の人数が足りていないので、お休みをもらうのも一苦労。お休みをもらうと、他の人の残業時間が伸びるような感じ。土日祝日も営業していて、夜も空いている店舗なのでなかなか時間が思うようにとれない。
また、残業が45時間を超えると残業をつけにくい雰囲気になるため、必然的にサービス残業になるといった口コミもみられます。
このような店舗に配属されると、心身ともに疲弊してしまうでしょう。
やばい部分②ノルマがきつい
阪神調剤薬局のキツい部分に、ノルマが厳しいということがあげられます。
阪神調剤薬局は、診療報酬改定のたびに大手調剤薬局は減収となることが多く、その減収分をかかりつけ薬剤師などの技術料で賄おうとしています。
店舗ごとにかかりつけ薬剤師獲得数などのノルマが課されることがあり、薬剤師にはかなり負担がかかっているようです。
やばい部分③パワハラなど、人間関係に問題がある
阪神調剤薬局は出店スピードが早いため、あまり経験や能力が伴っていない人でも昇格させることもあります。
そのため、店舗をうまく統制できずに人間関係がギスギスしたり、管理薬剤師などのポストにつくのを拒否した社員を降格させたりすることもあるようです。
もちろん店舗によって、雰囲気や人間関係は異なります。
しかし阪神調剤薬局では、配属される店舗は自分では選べません。
常にパワハラが横行している店舗や人間関係の悪い店舗に配属されてしまうリスクがあるといえるでしょう。
阪神調剤薬局の給与や福利厚生面は?
阪神調剤薬局に勤務する薬剤師の給与体系は以下の通りです。
- 基本給:220,000円〜
- 25歳:モデル年収400万円
- 35歳:モデル年収500万円
- 薬剤師手当:50,000円
- 総合職手当:30,000円
- 赴任手当:35,000円
- 店舗手当:〜100,000円
- 店長手当:20,000円
- 管理薬剤師手当:10,000円
- 賞与:年2回、3.4ヶ月分
- 昇給額:6,000円〜
全国転勤可能な総合職ならいろいろ手当がつき、年収600万円を早い段階で狙えますが、転勤不可の場合は手当も抑えられてしまうようです。
また基本給が低く設定されているので、退職金や賞与もそれほど高くならないでしょう。
阪神調剤薬局の福利厚生は以下のようになっています。
- 社会保険完備
- 薬剤師賠償責任保険
- 退職金制度
- 財形貯蓄制度
- 各種研修制度
- 社内学術大会
- 新年会
- 福利厚生サービス「welbox」
- 東京ディズニーリゾート・コーポレートプログラム
- 借上社宅制度(敷金・礼金・管理費・共益費・手数料・家賃の全額を会社が負担)
※勤務コース選択により引越支度金(上限200,000円)
- オリジナル白衣貸与
- 店舗休憩室完備
- 店舗セキュリティシステム完備
- 災害時安否確認システム
- 社内健康診断
- 育児短時間勤務制度
- 復職制度
阪神調剤薬局の福利厚生はかなり充実しているといえるでしょう。
阪神調剤薬局に勤務している薬剤師のリアルな評判や口コミ
ここからは、阪神調剤薬局で働く薬剤師の口コミや評価を紹介します。
(引用元:openwork)
良くも悪くも家族経営。大手ではあるので、本部もしっかりしており各種手続きは早い。 調剤に関してもかっちりと内規が決められており、ヘルプ店舗でも働きやすい。 知り合いは、関連会社内での異動が頻繁にあり疲弊していたのが印象的。 どちらかというと内部の雰囲気は保守的であった。シフトを店長が決めるため、やや不公平なシフトになることもしばしば。(店長は土曜日入らない、遅番が少ないなど) 休みを取る場合店単位で調整しなくてはならないので少し休みにくい。 よほどの事情である場合はブロック長と相談できるが。
人が消えればポジションに空きが出るので自ずとキャリアアップは出来る。 成長は人それぞれで気がついて動ける人は特に気にしてなくても成長していく。年配の方が多くいるのできちんと学んで来た先達と同じ職場で働ければ早く成長出来るが責任感のないタイプや仕事を選ぶタイプの人もそこそこいるので押し付けられて辞めていく若手が多い。
門前病院の開局時間でライフワークバランスは大きく変わります。遅い時間まで開局しているところや門前が診療を終えるまで閉めることができない店舗に配属された場合、帰宅時間が遅くなることがあります。通勤時間を考慮すると、、、、まあ、体調崩して辞める人が多いのかなという印象。
産休、結婚の特別休暇、時短等はきちんと取ることができますが、時短は子供が小学生になるまでです。店舗の移動が頻繁にあり、急に移動を言われます。全く移動もない人もいるらしく、平等ではない感じがします。希望も出せないので、1時間以上かけて通わなければいけない人もいて、続けやすいかどうかは疑問です。エリアが決まっており、家から近い店舗には行けません。子供が小さいと急にやすまないといけないこともあり、子供がいない方に負担がかかります。
閉店後に薬歴を書くことも多く、冬は22時になることもありワークライフバランスを保てなかったので。トップダウンが激しく、現場が明らかに人手不足にも関わらず、離れた施設在宅を割り当てられたりかなりきつかった。それによる臨時処方で現場の薬剤師が1人少なくなり、店舗の作業スピードが遅くなって患者さんの待ち時間が増え、クレームを言われることも時々あった。本社は薬剤師経験のある人もいるのだから、もっと現場をみてほしい。
阪神調剤薬局は新店開発のスピードが早いこともあり、やはり現場の薬剤師はかなり大変なようですね。
配属される店舗によって、勤務環境に大きな違いがあることも不満の種となっているようです。
またママさん薬剤師にとっては、なかなか柔軟な勤務体制にしてもらえないことも多く、仕事を続けることが負担になっています。
阪神調剤薬局を辞めた場合おすすめの転職先は?
ここからは、転職におすすめの調剤薬局や勤務先について解説していきます!
- 年収の高い大手調剤薬局ランキング
- 調剤薬局以外の勤務先も視野に入れると良い
- 年収を高めたければ地方勤務もおすすめ
ひとつずつ見ていきましょう!
年収の高い大手調剤薬局ランキング
阪神調剤薬局以外の年収が高い大手調剤薬局を紹介していきます。
上位5社は以下の通りです。
順位 | 企業名 | 想定年収 |
1位 | 日本調剤 | 432万~832万円 |
2位 | クオール | 418万円~664万円 |
3位 | メディカルシステムネットワーク | 410万円~ |
4位 | スズケン | 406万円~613万円 |
5位 | アインホールディングス | 400万円~608万円 |
(引用元:薬キャリ)
いずれも薬剤師の全国平均年収の580万円を超えることが可能な想定年収となっていることがわかります。
特に日本調剤は、想定年収の上限が832万円となっており、かなりの高年収が期待できるのではないでしょうか。
ただし、ここに上がった調剤薬局グループはいずれも全国規模で出店しています。
そのため、高年収を目指す場合は、全国転勤可能などの制約があることに注視しなければなりません。
もちろん、阪神調剤薬局も比較的高い年収であることは間違いないです。
それでもやはり、労働環境の安定している同業他社の大手調剤薬局チェーン店への転職は、有効な解決方法だといえるでしょう。
調剤薬局以外の勤務先も視野に入れると良い
実際、薬剤師の働く場所は調剤薬局だけではありません。
大学病院などの総合病院の薬剤部の病院薬剤師は、最先端の薬剤治療に触れることができることが大きな魅力です。
また、新薬の治験コーディネーターとして勤務したり、麻薬取締部に勤務したりする薬剤師もいますし、いずれもやりがいのある仕事ができるのではないでしょうか。
このように、調剤薬局以外にも薬剤師の資格を活かせる場所は、実は意外と多くあるのです。
調剤薬局の薬剤師として働くことに疲れてしまったら、思い切って別の職種で薬剤師の資格を活かすことも考えましょう。
年収を高めたければ地方勤務もおすすめ
年収アップを考えるなら、地方勤務もおすすめです。
人口が集中し、薬剤師の絶対数の多い都市部よりも少ない地方の方が収入があがりやすいということも転職先を選ぶ指標になります。
実は、地方の薬局は、薬剤師の確保に頭を悩ませているのが実情です。
そのため、交渉次第ではかなりの高年収で働くことができるのではないでしょうか。
次の表は都道府県別の薬剤師平均年収の上位10県です。
順位 | 都道府県名 | 平均年収 |
1位 | 栃木県 | 624万円 |
2位 | 福島県 | 608万円 |
3位 | 三重県 | 597万円 |
4位 | 広島県 | 591万円 |
5位 | 香川県 | 584万円 |
6位 | 兵庫県 | 581万円 |
7位 | 静岡県 | 578万円 |
8位 | 北海道 | 574万円 |
9位 | 島根県 | 570万円 |
10位 | 京都府 | 569万円 |
(引用元:厚生労働省 賃金基本統計調査)
東京、神奈川、大阪などの大都市を抱える地域より、地方の都道府県の年収が高くなっていることがわかります。
独身の方など住む地域にこだわりがないのであれば、思い切って地方の薬局に転職してみるのもよいでしょう。
有休などがしっかりとれるところなら、プライベートも充実されることができるでしょう。
自治体によっては移住者を歓迎しており、移住支援金を出すところもあります。
IターンやUターンを検討してみるのもおすすめですよ。
阪神調剤薬局からの転職!失敗しない転職方法とは?
阪神調剤薬局をやめると決断したあとは、当然転職活動を行うことになりますよね。
薬剤師の転職活動はどのように進めるべきか、失敗しない転職方法を解説します。
- 薬剤師専門の転職エージェントに複数登録する
- 自分の優先順位を明確にする
- エージェントに内部の情報を必ず尋ねる
- 書類や面接対策をしてもらう
薬剤師専門の転職エージェントに複数登録する
転職する際、自分で薬局を探すのは難しいのが実情といえるでしょう。
一般企業の転職では転職エージェントに利用が主流ですが、薬剤師の転職でも、薬剤師専門の転職エージェントを使うことをお勧めします。
薬剤師専門の転職エージェントは、豊富な薬剤師転職案件と正確な企業情報を持っているからです。
薬剤師専門の転職エージェントなら、転職活動にあたって、希望に沿って的確なアドバイスをしてくれます。
また、転職エージェントは転職先との面談、交渉なども行ってくれる点もメリット。
転職に慣れていない人でも安心して転職活動を進めることができることも利点の一つといえるのではないでしょうか。
登録する際は、ぜひ一つだけでなく複数の転職エージェントを使ってください。
複数登録することで自分の条件にあった転職先を見つけやすくなります。
同じ転職希望先でも、エージェントによってはより好条件を引き出すことができる可能性もあるのです。
自分の優先順位を明確にする
転職エージェントに転職活動を支援してもらう際は、自分の希望をしっかり伝えることが大変重要です。
例えば、高年収を優先する場合とワークライフバランスを優先する場合では、転職エージェントが推薦する企業や調剤薬局も変わってきますよね。
また小さいお子さんがいる、受験を控えたお子さんがいる場合は、全国転勤や地方への転勤は難しい場合もあるでしょう。
家族の介護をしている方も同様です。
優先順位が明確になっていないと、試行錯誤で転職活動を進めることになってしまいます。
そのため、転職先を決める場合は、自分の希望をしっかりと転職エージェントに伝えることが欠かせません。
その上で自分の優先順位をそうするかを事前に決めておく必要があります。
エージェントに内部の情報を必ず尋ねる
転職先企業の内部の情報は、事前に転職エージェントに必ず確認しておきましょう。
あなたの転職先が調剤薬局の場合、配属される店舗の人間関係が悪かったりすると、勤務するのはかなりのストレスになってしまいます。
離職者が多い企業は、人が辞めていく何らかの問題がある場合があるといえるでしょう。
転職エージェントは、一定期間以上転職者が転職先に在籍しなければ、転職先から紹介料を受け取ることができません。
そのため、転職エージェントも、問題のある企業に転職者を紹介することはしたくないはずです。
検討している転職先の内部情報は、しっかりと転職エージェントに確認しましょう。
書類や面接対策をしてもらう
薬剤師の転職では、職務経歴書や履歴書などの書類選考や面接が非常に重要です。
場合によっては、合否だけでなく年収などの諸条件が変わってくるでしょう。
そのため、転職エージェントに書類の添削や面接対策をしてもらうことをおすすめします。
一部の転職エージェントは、面接に同行してくれるところもありますので、面接で緊張してしまうという方には、ありがたいサービスではないでしょうか。
まとめ
ここまで、阪神調剤薬局で働く薬剤師が辞めたいと思った時に、どのように転職していくかを解説しました。
阪神調剤薬局は、年収はそれなりに高く福利厚生も充実しています。
しかし親会社の経営方針が強引なこともあり、大変な現場で働き続けることは大きな負担となります。
高年収でホワイトな労働環境の他の大手調剤薬局や、病院薬剤師などへの転職も検討するとよいでしょう。
転職する際は薬剤師専門の転職エージェントを利用しましょう。
複数のエージェントを利用することで多くの転職先を検討することができるので、ぜひ納得のいく転職先を見つけてください!