コスモス薬品の離職率は?働く上でのメリットやデメリットを解説

コスモス薬品の離職率は?働く上でのメリットやデメリットを解説

 

「コスモス薬品の離職率はどうなんだろう?コスモス薬品で働く上でのメリットやデメリットを知っておきたい!」

 

コスモス薬品に薬剤師として転職したいと考えている人にとって、離職率は気になるもの。

働く上でのメリットやデメリットも知っておきたいですよね。

 

  • コスモス薬品の離職率ってどうなの?
  • コスモス薬品で働く上でのメリットやデメリットって?
  • コスモス薬品以外でおすすめの転職先ってある?

など、いろいろなことが気になるのではないでしょうか?

 

そこで今回はコスモス薬品で働く薬剤師の待遇面や、働く上でのメリットやデメリットついて詳しく解説していきます。

さらに、コスモス薬品で働く薬剤師の口コミやコスモス薬品以外のおすすめの転職先までご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

この記事のまとめ

コスモス薬品は管理薬剤師になると高収入が期待でき、福利厚生も充実

コスモス薬品の離職率や定着率は一般的 

経営が安定していて労働環境もホワイトな点はメリット 

雇用形態によっては転勤がある、休日に勉強会がある点はデメリット 

コスモス薬品以外ではウエルシアマツモトキヨシなどが年収高め 

ドラッグストア以外でも薬剤師の資格が活かせる職場は意外と多い

 

目次

コスモス薬品はやばい?年収や福利厚生、離職率の概要

コスモス薬品の離職率は?働く上でのメリットやデメリットを解説

 

ここではコスモス薬品の年収や福利厚生、離職率の概要など基本的な情報を解説します。

 

  • コスモス薬品とは?大手ドラッグストアチェーン
  • コスモス薬品の薬剤師の年収や福利厚生の概要
  • コスモス薬品で働く人のリアルな評価
  • コスモス薬品の離職率・定着率は一般的

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

コスモス薬品とは?大手ドラッグストアチェーン

 

コスモス薬品は、福岡に本社を置き、全国に1,342店舗出店している大手ドラッグストアチェーンです(2023年4月30日現在)。

もともとはドラッグストア事業のみで始まったコスモス薬品ですが、2019年から調剤事業にも参入しています。

 

現在も調剤併設店舗の新たな出店や、既存店への調剤併設を積極的に行っており、薬剤師のさらなる増員を進めているのです。

では、コスモス薬品で働く薬剤師はどのような仕事をしているのでしょうか。

 

処方箋を受け付け調剤、投薬するだけでなく、OTCや一般商品の陳列、販売もしなければなりません。

また、普通の調剤薬局と違い、コスモス薬品は夜遅い時間や土日も営業しています。

 

お客さんにとってはとても便利な存在である一方、コスモス薬品で実際に働く薬剤師にとっては大変かもしれません。

 

コスモス薬品の薬剤師の年収や福利厚生の概要

 

では、現在コスモス薬品で働く薬剤師の待遇面はどうなっているのでしょうか。

コスモス薬品の新卒採用HPによれば、新卒薬剤師の給与は以下のようになっています。

 

エリア社員(市町村単位で勤務地指定可能) 年収513万円
リージョナル社員(関東・東海・中国・四国・九州から1つ地域を選択 年収616万円
ナショナル社員(全国勤務) 年収636万円

※リージョナル社員とナショナル社員は、家賃補助(家賃の80%補助)含む(例.月10万円物件)

※試用期間は半年間、労働条件に違いはありません。

※管理薬剤師手当含む

 

新卒薬剤師でも管理薬剤師になると、若くしてかなりの高年収を確保できます。

一般薬剤師でも、全国勤務であれば新卒でも500万円台の高年収が期待できるのではないでしょうか。

 

コスモス薬品のキャリア薬剤師採用HPによれば、中途採用の薬剤師の年収は以下の通りです。

 

ナショナル社員(全国勤務) 月額464,300円~500,000円
2年目より年収で約650~700万円

一般薬剤師 月額464,300円(10時間分の見込み時間外労働含む)
2年目より年収で約650万円

管理薬剤師 月額500,000円(20時間分の見込み時間外労働含む)
2年目より年収で約700万円
エリア社員(市町村単位で勤務地指定可能) 月額395,100円~504,900円
2年目より年収で約550~700万円

一般薬剤師 月額395,100円(10時間分の見込み時間外労働含む)
2年目より年収で約550万円

管理薬剤師 月額500,000円(20時間分の見込み時間外労働含む)
2年目より年収で約700万円

〇認定薬剤師取得の場合、月1万円(年間12回+賞与年2回 合計14万円)手当支給

 

コスモス薬品の薬剤師は、中途採用でエリア勤務でも2年目から管理薬剤師になれば年収700万円に到達します。

認定薬剤師をとればさらに年14万円の手当が支給されるのもかなりの好待遇といえるでしょう。

 

では、コスモス薬品で働く薬剤師の福利厚生はどうでしょうか。

コスモス薬品薬剤師採用HPでは、福利厚生は以下のように紹介されています。

 

  • 社会保険完備
  • 退職金制度
  • 社員持株制度
  • 研修会
  • リフレッシュ休暇制度
  • 住宅補助制度

     

    基本的な福利厚生はきちんとしていることがわかります。

     

    コスモス薬品で働く人のリアルな評価

     

    では、実際にコスモス薬品で働く薬剤師たちの口コミを確認してみましょう。

    (引用元:openwork

     

    異動の頻度が少なく一つの店舗に長く在籍するため、かかりつけ薬剤師になりやすいです。患者さんとも長く付き合っていけるので、薬以外のことも相談してくださるようになり、信頼を実感できると「薬剤師になってよかった」とやりがいを感じます。人間関係も良好で長く働くことができる会社です。

     

    これまで経験してこなかった店舗の経営に携わるチャンスもあるというところに魅力を感じ、トレーナーだった友人の後押しもあって転職を決めました。制度も整っていますし、残業も多くはないので満足です。

     

    勢いのある会社で今後の将来性でいうと、薬局よりも面白いと思ったのでコスモス薬品を選びました。結果としては現在エリア統括を任されており、複数の店舗経営に携わる中で調剤薬局や病院では得られないようなビジネススキルや経営視点が身についたと、実感しています。

     

    残業は月のみなし残業時間以内に収まる。月に2回は希望休がとれるので、それを土日に当てることもできる。リフレッシュ休暇もあるので、計画性があればプライベートも充実できると思う。

     

    かかりつけ薬剤師になって患者さんと向き合いたい人や、エリアマネージャーとして経営視点を身に着けたい人など、色々なキャリアパスがあるのが魅力かもしれません。

    また、希望休もある程度認められていてみなし残業の時間を超える残業もほぼないことから、薬剤師に負担をかけない職場のようです。

     

    コスモス薬品の離職率・定着率は一般的

     

    では、コスモス薬品の離職率はどうなのでしょうか。

    コスモス薬品は離職率を公表していませんが、以前、掲載されていたen転職での募集要項によると、定着率は90%です。

     

    つまり、離職率は10%程度と考えられます。

    薬剤師全体の平均離職率が10%であることを考えると、コスモス薬品の離職率は高いというわけではなく、一般的といえるのではないでしょうか。

     

    コスモス薬品の離職率は10%程度で一般的!

     

    コスモス薬品で働くメリットとデメリット

    コスモス薬品の離職率は?働く上でのメリットやデメリットを解説

     

    ここまでは、コスモス薬品で働く薬剤師の待遇面や、リアルな口コミ、離職率について紹介してきました。

    ここからは、コスモス薬品で薬剤師として働く際のメリットとデメリットを紹介します!

     

    • メリット①経営が安定している
    • メリット②労働環境がホワイト
    • その他のメリット
    • デメリット①雇用形態によっては転勤がある
    • デメリット②休日に勉強会がある
    • その他のデメリット

     

    メリット①経営が安定している

     

    コスモス薬品で働くうえで最大のメリットが、経営母体が安定していることでしょう。

    もともと、コスモス薬品は食品販売や小売業に注力していたこともあり、ドラッグストアでありながらスーパーの機能も兼ね備えているのが特徴です。

     

    コロナ禍のひきこもり需要もあり、現在ではドラックストア業界第3位の売上を誇っています。

    新規出店も順調に進んでおり、薬剤師の活躍の場がますます増えていくことが期待できます。

     

    メリット②労働環境がホワイト

     

    コスモス薬品は、他のドラッグストアよりも労働環境がよいことが特徴の一つです。

    一般薬剤師で月に10時間、管理薬剤師で月に20時間のみなし残業代が給料に含まれていることもあり、これ以上の残業はほぼないようにシフトが組まれています。

     

    また月に2回は希望日を公休で取ることができます。

    有給やリフレッシュ休暇も希望に合わせて取れますので、ドラッグストアでは珍しくホワイトな環境といえるのではないでしょうか。

     

    薬剤師として働きやすい職場だといえるでしょう。

     

    その他のメリット

     

    コスモス薬品で薬剤師として働くメリットとしては、やはり年収の高さがあげられます。

    中途採用で管理薬剤師になれば2年目から年収が700万円に到達するのは大きな魅力です。

     

    また、年間100店ペースで新規出店しているので、管理薬剤師やその上のエリアマネージャーなど高いポジションを目指せる環境があります。

    多彩なキャリアパスを描けるのもメリットといえるのではないでしょうか。

     

    コスモス薬品は年収が高く、多彩なキャリアパスを描けるメリットもある

     

    デメリット①雇用形態によっては転勤がある

     

    もちろん、コスモス薬品で働く薬剤師にはデメリットもあります。

    ナショナル社員やリージョナル社員は勤務候補地が広範囲にわたるため、引っ越しを伴う転勤をしなければなりません。

     

    独身であれば問題ないでしょうが、小さい子供がいるなど家族がいる場合は困難を伴います。

    保育園探しや転校などの手続きが必要になるなどの負担もあるでしょう。

     

    独身の人も、生活環境が変化するので人によってはストレスになるかもしれません。

     

    デメリット②休日に勉強会がある

     

    認定薬剤師に必要な研修や、業務上必要な勉強会は休日に組み込まれることが多いのです。

    薬剤師は常に薬の情報をアップデートする必要がありますので、勉強会は定期的に参加する必要があります。

     

    とはいえ、休日に勉強会が組み込まれるのはワークライフバランスの観点からはデメリットではないでしょうか。

     

    その他のデメリット

     

    コスモス薬品は全国で店舗数を拡大しています。

    そのため、今後は店舗数拡大のスピードに人員の確保が追いつかなくなる可能性も出てくるのではないでしょうか。

     

    今は比較的ホワイトな労働環境でも、今後は薬剤師の人数が不足し薬剤師ひとりにかかる負担が大きくなってしまうかもしれません。

    また、コスモス薬品はドラッグストアですので、元旦以外は常に深夜まで営業しています。

     

    土日祝休みたいという薬剤師には向かない職場といえるでしょう。

    事実、コスモス薬品の退職理由としては、やはり土日祝日が休めず夜遅くまで働かなければならないということが多くあげられます。

     

    薬剤師不足による負担の増加が将来的に発生するかもしれない点、土日祝日が休めない点はデメリット

    コスモス薬品でおすすめの転職先は?

    コスモス薬品の離職率は?働く上でのメリットやデメリットを解説

     

    「コスモス薬品もいいけど、他のドラッグストアはどうなんだろう。他の業態はどうなのかな。」

    そう思う方も多いでしょう。

     

    ここからは、転職におすすめのドラッグストアや勤務先について解説していきます!

     

    • 年収の高い大手ドラッグストアランキング
    • ドラッグストア以外の勤務先も視野に入れると良い
    • 転職するなら薬剤師専門の転職エージェントの利用がおすすめ

     

    年収の高い大手ドラッグストアランキング

     

    業界3番手のコスモス薬品ですが、他のドラッグストアチェーンの想定年収について薬キャリの記事を下に表にしてみました。

     

    順位 企業名 想定年収
    1位 コスモス薬品 650万~700万円
    2位 ウエルシアホールディングス 568万円~
    3位 マツモトキヨシホールディングス 489万円~
    4位 ツルハホールディングス 480万円~
    5位 スギホールディングス 734万円

     

    年収については幅がありますが、全国勤務可能かどうかや経験年数などで変わってきます。

    いずれのドラッグストアチェーンも高年収は目指せますが、コスモス薬品と同じく、拡大戦略を取るグループが多いです。

     

    慢性的な薬剤師不足に悩んでいるところも多く、転勤も多くなるといえるでしょう。

     

    ドラッグストア以外の勤務先も視野に入れると良い

     

    コスモス薬品も、他のドラッグストアも、今後は薬剤師不足で業務量が多くなる可能性はあるのではないでしょうか。

    思い切って他の勤務先を視野に入れても良いかもしれません。

     

    調剤薬局であれば、基本的に開局時間は門前の医院に合わせます。

    そのため、深夜営業などもなく不規則なシフトは改善されるでしょう。

     

    大学病院などの総合病院の薬剤部の病院薬剤師は、最先端の薬剤治療に触れることができることが大きな魅力です。

    また、新薬の治験コーディネーターとして勤務したり、麻薬取締部に勤務したりする薬剤師もいます。

     

    製薬会社のMRなどで活躍している薬剤師もいるのです。

    いずれもやりがいのある仕事ができるのではないでしょうか。

     

    このように、ドラッグストアの調剤薬局以外にも薬剤師の資格を活かせる場所は意外と多くあるのです。

     

    転職するなら薬剤師専門の転職エージェントの利用がおすすめ

     

    コスモス薬品に限らず、転職を考える薬剤師の方は薬剤師専門の転職エージェントを使うことをおすすめします。

    転職エージェントは転職先との面談、交渉なども行ってくれるので、安心して転職活動を進められるのは大きなメリット。

     

    転職したいと思っても、自分で新たに転職先を探すのはなかなか難しいはずです。

    日頃の多忙な仕事を行っていると、転職に時間をかけるのも大変ですよね。

     

    薬剤師専門の転職エージェントなら、豊富な薬剤師転職案件を持っています。

    転職エージェントは転職活動にあたって、こちらの希望に沿って的確なアドバイスをしてくれるので安心です。

     

    転職エージェントは、「ドラッグストアに強い」「派遣に強い」などそれぞれ特色があります。

    自分の働きたい場所やスタイルに合ったエージェントを探して、登録しましょう。

     

    まとめ

    コスモス薬品の離職率は?働く上でのメリットやデメリットを解説

     

    ここまで、コスモス薬品で働く薬剤師の現状を紹介してきました。

    年収は高く、そのうえで比較的労働環境がホワイトであることもわかりました。

     

    ただし、土日祝に営業していることや、勉強会は基本的に休日に参加することなど、ワークライフバランスを充実させることを難しく考える方もいるようです。

    コスモス薬品や他のドラッグストアチェーンだけでなく、調剤薬局や、病院薬剤師などの転職も検討するとよいでしょう!

     

    転職を考えるなら、薬剤師専門の転職エージェントがおすすめですよ。

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