「スギ薬局の薬剤師の年収ってどのくらいなの?給料や福利厚生の他に、リアルな評判も知りたいな」
スギ薬局の薬剤師の年収は、転職を考える人にとって気になりますよね。
給料や福利厚生はもちろん、実際に働いている人のリアルな評判も知っておきたいところです。
- スギ薬局の薬剤師の年収ってどのくらい?
- 給料や福利厚生はどうなっているの?
- スギ薬局のリアルな評判も知っておきたい!
などいろいろなことが気になるのではないでしょうか?
そこで、今回はスギ薬局で働く薬剤師の待遇面について解説していきます。
さらに、実際にスギ薬局で働く薬剤師のリアルな評価も紹介しているので、スギ薬局で働くことを検討している人はぜひ参考にしてみてください!
- スギ薬局は、業界ランキング第4位のドラッグストアチェーン調剤薬局
- ドラッグストアとしてのセルフメディケーションも組み合わせたきめ細やかなサービスがウリ
- スギ薬局で働く薬剤師の平均年収は711万円となっており、かなりの高年収が期待できる
- スギ薬局で年収を上げるなら昇進、昇格が必要で上を目指す意思表示も重要
- 福利厚生は他のドラッグストアに比べてもかなり充実
- スギ薬局に転職したいなら転職エージェントの利用がおすすめ
スギ薬局とは?企業の概要や将来性の概要を解説
スギ薬局は、愛知県西尾市の小さな薬局からスタートし、現在では日本有数のドラッグストアチェーンに成長しているのです。
ここからは、スギ薬局についての企業情報や企業としての強みを紹介し、スギ薬局の将来性について解説していきます!
- スギ薬局とは?
- スギ薬局の企業としての将来性は?
スギ薬局とは?
「スギ薬局」はもともとは1976年に愛知県西尾市で開業した小さな薬局にすぎませんでした。
創業者夫婦の杉浦広一氏と杉浦昭子氏がともに薬剤師であったことから、創業当時はまだ国内で珍しかった調剤併設型ドラッグストアに挑戦し、これがヒットして現在の国内大手のドラッグストアチェーン「スギ薬局」は誕生したのです。
現在のスギホールディングスの社長は、創業者広一氏の長男、克典氏になっています。
超高齢社会での地域社会インフラとなるべく、早期から在宅医療にも取り組んできたことも他社との違いといえるでしょう。
2021年度のドラッグストア売上高は6025億円で、業界ランキングは第4位の企業へ成長しました。
スギ薬局の企業としての将来性は?
スギ薬局では健康相談やコミュニティスペースを設け、処方箋の調剤、服薬指導だけではなく、管理栄養士による栄養相談なども行ないます。
調剤薬局にドラッグストアとしてのセルフメディケーションも組み合わせたきめ細やかなサービスがウリです。
このような『核店舗』を中心としたドミナント出店をすることで、地域医療に貢献しているのです。
事業内容としては「お客様のトータルヘルスケア」をサポートするために、調剤事業、在宅医療、 ヘルスケア、 ビューティ−ケア など多岐にわたっています。
調剤併設率も80%と業界内でもトップクラスで、いつでも薬剤師に気軽に相談できる環境を整備しており業績も好調なことから、今後もスギ薬局の経営は安定的に推移していくのではないでしょうか。
薬剤師の転職先としてのスギ薬局は?年収やリアルな評判を紹介
ここからは、スギ薬局で働く従業員の待遇面や、従業員の口コミなどを通じて、スギ薬局を転職先にするかどうかを考えていきます!
- スギ薬局の薬剤師の給料は?雇用形態別に解説
- スギ薬局の薬剤師の給料は他店と比べて高い?低い?
- スギ薬局の薬剤師として給料を上げる方法は?
- スギ薬局の福利厚生は?
- スギ薬局の薬剤師の離職率・定着率
- スギ薬局の薬剤師のワーク・ライフ・バランス
- スギ薬局で働く薬剤師のリアルな口コミと評判
スギ薬局の薬剤師の給料は?雇用形態別に解説
スギ薬局では処方箋を受け付け調剤、投薬するだけでなく、OTCも豊富に取り揃えており、買い物ついでに医薬品を買うお客さんも多いです。
普通の調剤薬局と違い、スギ薬局は夜遅い時間や土日も営業しています。
お客さんにとってはとても便利な存在である一方、スギ薬局で実際に働く薬剤師にとっては大変ではないのでしょうか?
スギ薬局の薬剤師職には『総合薬剤師』と『調剤薬剤師』の2つのタイプがあります。
総合薬剤師は、8時間を基本として、お店の営業時間に従い営業開始から営業終了時間までの4時間以上12時間以内の範囲で、土日祝関係なくシフトが組まれます。
調剤薬剤師は、総合薬剤師と業務は同じですが、9時~19時までの間で8時間を基本として、朝9時〜19時までの間で平日の範囲でシフトが組まれることが特徴です。
以下に、スギ薬局で働く新卒薬剤師の年収の比較表を載せておきます。
総合薬剤師 | 調剤薬剤師 | |
職種 | 318,000円(薬剤師手当等含む) | 293,000円(薬剤師手当等含む) |
休日 | 年間116日 | 土日祝日 年間休日120日 |
昇給 | 年1回 | 年1回 |
賞与 | 前年実績平均4ヶ月分(7月・12月) | 前年実績平均4ヶ月分(7月・12月) |
総合薬剤師のほうが月額給与が25000円高く設定されていますが、休日が年間4日少ないです。
中途採用の場合は、「ナショナル社員(全国転勤)」「リージョナル社員(関東エリア、中部エリア、関西エリア内での転勤可)」「エリア社員(地域限定)」により給料が変わります。
スギ薬局で働く薬剤師の平均年収は711万円となっており、かなりの高年収が期待できるのではないでしょうか。
スギ薬局の薬剤師の給料は他店と比べて高い?低い?
以下の図は主要なドラッグストアの年収を示したものです。
ドラッグストア | 平均年齢 | 年収 |
マツモトキヨシ | 45.0歳 | 764万円 |
スギ薬局 | 40.9歳 | 711万円 |
サンドラッグ | 31.9歳 | 488万円 |
ウェルシア | 55.6歳 | 709万円 |
スギ薬局の平均年収は同業他社で比べても、かなり高いといえるのではないでしょうか。
スギ薬局の薬剤師として給料を上げる方法は?
ここまでで、スギ薬局で働く薬剤師の年収は高い方である、ということを紹介してきました。
では、スギ薬局ではどのように年収を上げていけばよいのでしょうか。
年収を上げるためにもっとも手っ取り早い方法は昇進、昇格です。
管理薬剤師や、本社付きのエリアマネージャーに昇格すれば、自ずと年収も上がっていくでしょう。
では、昇格、昇進するために必要なことはいったい何なのでしょうか。
あなたの評価を決めるのは上司なので、昇進したいのであれば上司との距離を近づけるのは有効な手段といえます。
昇進のためのアドバイスや、あなたに足りていない点を教えてくれる場合もあるでしょう。
普段から「昇進したい」、「上を目指したい」という意思表示を示すことがとても大切なのです。
また、管理薬剤師や店長になるためには、店舗内にある膨大な商品の知識を頭に入れておく必要があるでしょう。
知識が多い薬剤師は、上司からも一目置かれる存在となるはずです。
スギ薬局の福利厚生は?
以下はスギ薬局の福利厚生です。
- 各種社会保険完備(雇用、労災、健康、厚生年金)
- 交通費規定額支給(月5万円まで)
- 時間外勤務手当支給(100%支給)
- 家族手当
- 資格手当
- 役職手当
- 社宅制度
- 社員持株会
- 退職金
- 社員購買10%割引制度あり
- 全国各地に保養施設あり など
スギ薬局の福利厚生は、他のドラッグストアと比べてもかなり充実しています。
手当には社宅手当があり、これは転居を伴う異動があるコースを選んだ社員(ナショナル社員、リージョナル社員)に適用されます。
また、ドラッグストアならではの福利厚生として社員購買割引制度が人気です。
店内の商品が10%割引で購入でき、一部の化粧品にいたっては、なんと30%割引で購入することができるのです。
スギ薬局の社員と出かけたり飲み会をする際には補助が支給され、半年に1度のタイミングで1人5千円の支給を受けることができる制度があります。
このようにスギ薬局にはユニークな福利厚生もあるので、職場選びの基準として福利厚生の充実度を考慮する方であれば申し分ないといえるのではないでしょうか。
スギ薬局の薬剤師の離職率・定着率
スギ薬局では、離職率を公表していません。
しかしながらスギ薬局の平均勤続年数は9.2年(2020年度実績)となっており、ドラッグストア業界平均の6.4年より長いため、定着率は高いと考えられます。
そのため、離職率も低いといえるのではないでしょうか。
スギ薬局の薬剤師のワーク・ライフ・バランス
スギ薬局で働く従業員のワークライフバランスについて調べてみました。
スギ薬局で働く薬剤師の年間休日は116日以上です。
厚生労働省の「就労条件総合調査」によれば、「医療・福祉業界」の平均年間休日は111.2日ですので、平均以上の休日が付与されています。
また、休暇制度で特徴的なのが、1年に2回4連休の連続休暇を取得できるということです。
多くの社員が連休制度を利用しており、海外旅行などに活用しています。
スギ薬局の従業員の平均残業時間は月に5.7時間で、かなり短い残業時間といえるのではないでしょうか。
スギ薬局のワークライフバランスで特徴的なのは、女性が働きやすい会社である、ということです。
出産を控えた女性社員および出産後の女性社員は、産前6週間と産後8週間の期間を休めます。
また、配偶者の出産時にも出産休暇を2日取得できるのです。
1歳に満たない子どもを養育する社員は、1歳になる前日まで(保育所に入所できないなどの場合にはお子さまが2歳に達するまでの間)男女問わず育児休業が取得できます。
育児休業より復帰後、1日最大3時間短縮して勤務できるのも特徴です。
法律では3歳までですが、スギ薬局では小学校卒業時までの期間利用できます。
スギ薬局で働く薬剤師のリアルな口コミと評判
ここからは、スギ薬局で働く従業員の口コミを紹介します。(引用元:openwork)
年収事例:20代年収600万円 給与制度の特徴:残業代がしっかり出る事。店舗の営業時間が長いため、必然的に残業も増えます。給料も上がるので稼ぎたい方にはおすすめ。昇給制度も充実しています。努力すれば認められます。
残業は少なく、時短勤務もしっかり取れる。 また、前の会社は仕事の時間外も仕事連絡がきて、昭和的な意識の高さを求められたが、スギ薬局はプライベートを大事に考えてくれるので、休みはなるべく連絡しないようにと考えてくれる。 日曜日に施設在宅の薬を緊急配薬したらエリアマネージャーに恐縮され、休日出勤手当をつけてくれました。他の日曜日営業店舗で対応できるように手配してくれようとし、真摯に考えてくれる会社です。
シフトを出すときに必休といって、必ず休みたい日にちを3回ぐらいとることができます。 店舗にもよりますが、日祝休みのところであれば連休もとりやすく、旅行などの計画も立てやすいと思います。 平日のイベントなども休みの希望が通りやすいので、プライベート面で助かっています。 ただ、仕事内容がなかなかハードであるため仕事終わりに家に帰ってから寝る以外のことができないときもありました。 これも店舗によって様々だと思うので一概には言えませんが、所属地区の人手が足りていない場合はなかなかしんどいと思います。
在宅医療に力を入れている店舗があるので希望すれば配属できる。また、人事にかかわりたいなどある程度のやる気や要望をかってくれる会社ではあるので、やる気がある人には向いていると思う。
リクルーター制度があり、そこで目立っている人は人事部に配属できる。また昇格制度があり、試験や面接が必要だが昇格できれば給料も上がる。また、在宅専門薬剤師の制度もあり、がん専門認定薬剤師の資格取得をサポートしてくれる制度等もある。
育休、時短勤務が法令より充実しており、はたらきやすい。 子の看護休暇、介護休暇なども至れり尽くせり。エリアマネージャーがおり、応援の手配もしてくれるので、中小と違い、育休が取れないなどはない。 4連休を年2回取得することになっており、プライベートを大事にできる。 残業も薬剤師はなるべくしないように言われている。そのため忙しい毎日だが、効率よく仕事している。 中途入社の子育て中だが、本部職、エリアマネージャー、管理薬剤師などすぐ打診された。女性でも中途でもやる気のある人を積極的に登用しようとしてくれる。
スギ薬局は、年収はがんばれば上がるシステムなので、上を目指す社員にとっては働きやすい職場のようです。
産休育休制度も整備されており、ワークライフバランスも充実していることがわかります。
しかし、店舗によっては人員不足のところもあり、多くの業務を課されるところもあるようなので、注意が必要です。
転職には薬剤師専門の転職サイト・エージェントの活用を!
転職する際、自分でスギ薬局に応募するのは難しいのが実情です。
まずは転職エージェントの利用をおすすめします。
- スギ薬局に転職を考えるなら転職エージェント利用がおすすめ
- 転職エージェントを選ぶコツは?
スギ薬局に転職を考えるなら転職エージェント利用がおすすめ
一般企業の転職でも、転職エージェントを使うのは当然となっていますが、薬剤師の転職でも、薬剤師専門の転職エージェントを使うことをお勧めします。
なぜなら、薬剤師専門の転職エージェントは、豊富な薬剤師転職案件と正確な企業情報を持っているからです。
転職エージェントは転職活動にあたって、こちらの希望に沿って的確なアドバイスをしてくれます。
また、転職エージェントは転職先との面談、交渉なども行ってくれるので、安心して転職活動を進めることができることも利点の一つといえるのではないでしょうか。
転職エージェントを選ぶコツは?
転職エージェントはたくさんあるので、どこを選べばいいか迷ってしまいますよね。
まずは「薬剤師専門」のエージェントを選びましょう。
一般の転職エージェントでは、薬剤師に詳しくない場合も考えられるのです。
そして薬剤師専門転職サイト・エージェントを選ぶ際は、次のポイントを確認してください。
- 自分の希望する働き方や転職先に合った転職サイトやエージェントを選ぶ
- 求人数・非公開求人数が多いところを選ぶ
- 実際に利用した人の口コミもチェックする
- 不安ならサポート体制が手厚いエージェントを選ぶ!
- 複数のエージェントに登録する!
スギ薬局の薬剤師を目指すならドラッグストアに強いエージェントを選びましょう。
同じ薬剤師の仕事を扱っていても、「派遣に強い」「ドラッグストアに強い」などエージェントによって特色があるのです。
求人数、非公開求人数が多いエージェントなら、それだけスギ薬局の求人に出会う可能性も高まります。
さらに実際に転職エージェントを利用した人の口コミもチェックしましょう。
初めて転職する方なら、サポートが手厚いサイトやエージェントを選ぶと安心です。
模擬面談なども行ってくれるエージェントなら強い味方になってくれるでしょう。
複数のエージェントに登録すれば、情報量もそれだけ多くなるので安心ですよ。
まとめ
この記事では、スギ薬局で働く薬剤師の待遇面について説明してきました。
スギ薬局は社員を大切にするという社風が根付いており、福利厚生もしっかりしています。
女性が働きやすい点も大きな特徴といえるでしょう。
結果をだせば年収も上がっていくので、上を目指したい薬剤師にもスギ薬局はおすすめです。
調剤スキルを磨き、いろいろなキャリア経験を積むことにもやりがいを感じる薬剤師の方はぜひスギ薬局への転職を検討してください!