「沢井製薬がやばいという情報もあるけど理由はなに?。年収やリアルな評判を知りたい!」
沢井製薬はやばいと聞くと、転職を考えている人や興味がある人は気になってしまいますよね。
やばいといわれる理由のほかにも年収や福利厚生、リアルな評判も聞きたいはずです。
- 沢井製薬がやばいって本当なの?やばい理由は?
- 沢井製薬の年収ってどのくらいなんだろう?
- 沢井製薬のリアルな評判ってどんな感じなの?
など、沢井製薬についていろいろなことを知りたいのではないでしょうか?
そこでこの記事では、「沢井製薬がやばい」という噂や実際に沢井製薬で働く従業員のリアルな口コミや評判も紹介し、その噂が本当なのかを検証します。
また、沢井製薬の従業員の年収や福利厚生などの待遇面についても解説していきますので、沢井製薬への転職を考えている人はぜひ参考にしてみてください!
- 沢井製薬はジェネリック医薬品国内第1位のシェアを誇る
- ジェネリック医薬品の使用推奨は続くと考えられ、今後も経営は安定すると予想できる
- やばいと言われた理由は販売中止の製品が目立ったり、ジェネリック医薬品業界で不祥事があったりしたため
- 沢井製薬は福利厚生も充実していて、ワークバランスがよく離職率が低く定着率が高い
- 沢井製薬は社員の意欲が高くない噂があるものの、基本的に優良企業といえる
沢井製薬とは?企業の概要や将来性の概要を解説
沢井製薬は日本国内最大手のジェネリック医薬品製造メーカーです。
ここでは、沢井製薬の企業情報や将来性について解説していきます!
- 沢井製薬とは?
- 沢井製薬が国内第1位のシェアを誇るジェネリック医薬品について
- 沢井製薬の企業としての将来性は?
沢井製薬とは?
沢井製薬は1948年に設立された医薬品製造メーカーで、ジェネリック医薬品では国内第1位のシェアを誇ります。
大阪に本社があり医療用医薬品約700品目を取り扱っており、一部一般用医薬品の取り扱いもあります。
沢井製薬はサワイグループホールディングスの一社です。
さらに未病予防にも取り組んでいる点も、沢井製薬の特徴でしょう。
患者自身が収集したり管理したりしている医療や健康に関するパーソナルヘルスレコード(PHR)を用い健康アプリ事業も行っています。
沢井製薬が国内第1位のシェアを誇るジェネリック医薬品について
沢井製薬が製造するジェネリック医薬品とは、具体的にどういったものでしょうか?改めて確認しておきましょう。
ジェネリック医薬品は、「新薬の特許が切れたあと、製造・販売する薬」です。
新薬の開発には膨大な開発費と時間がかかっているため、製薬会社は特許を取得します。
そのため、どうしても薬価は高くなってしまうのです。
ジェネリック医薬品は特許が切れたあとに新薬と同成分で開発・製造するので費用が抑えられるメリットがあります。
ジェネリック医薬品は新薬と同じ有効成分で作られ、有効成分の量も同じです。
添加物や形状などが異なる点が特徴ですが、薬としての安全性や効き目に違いはありません。
沢井製薬の企業としての将来性は?
では、沢井製薬の企業としての将来性はどうでしょうか。
先ほどお話しした通り、ジェネリック医薬品を使うと医療費が節減できます。
そのため現在、国は医療費削減のために、ジェネリック医薬品の積極的な使用を推奨しているのです。
厚生労働省も、ジェネリック医薬品のシェアを「平成30年度から平成32年度末までの間のなるべく早い時期に80%以上とする」という方針も打ち出しています。
そのため、今後もジェネリック医薬品の使用推奨は変わらず続くと考えられるのです。
ジェネリック医薬品における国内最大シェアを誇る沢井製薬は、今後の経営も安定的に推移するのではないでしょうか。
沢井製薬はやばい?やばいと言われている理由を解説
近年、日医工や小林化工などジェネリック医薬品メーカーの不祥事が続き、「沢井製薬は大丈夫なのか?」と不安に思う方もいるかもしれません。
ここからは、沢井製薬がやばいといわれている理由を解説し、その噂の真偽について考察していきます!
- 結論から言えば沢井製薬は優良企業
- やばい理由①販売中止の製品が目立つ
- やばい理由②ジェネリック業界全体で不祥事が目立つ
- やばい理由③社員の意欲が高くないという噂がある
- やばい理由④その他
結論から言えば沢井製薬は優良企業
結論からいえば、沢井製薬は優良企業です。
売上の推移を見ても、経営的に傾いているということもありませんし、労働環境がブラックというわけでもありません。
では、なぜ沢井製薬はやばいと思われているのでしょうか。
いくつか理由を挙げてみましょう。
やばい理由①販売中止の製品が目立つ
やばい理由の一つに、「販売中止の製品が目立つ」ということがあげられます。
例えば、2021年10月には、沢井製薬の販売中止のニュースがありました。
『沢井製薬は、後発品12成分26品目の販売を中止すると発表した。原薬調達のメドが立たないことや製造設備の老朽化によって製剤の製造継続が難しくなったためなどとしている。』
沢井製薬に限らず、どのジェネリックメーカーも原薬の調達を海外に頼っています。
そのため、コロナ禍による工場の閉鎖や物流の停滞などで、原薬調達が難しくなってしまうこともあるのです。
つまり、販売中止はどのジェネリックメーカーにも起こりえることで、沢井製薬だけが問題があるわけではありません。
また沢井製薬の販売中止品が多く感じるのは、それだけ多くのジェネリック医薬品を供給していることの裏返しといえるのではないでしょうか。
やばい理由②ジェネリック業界全体で不祥事が目立つ
近年、ジェネリック医薬品メーカーの相次ぐ不祥事が社会問題になっています。
大手ジェネリック医薬品メーカーの日医工では、検査で不合格となった錠剤を再検査して無理やり出荷したり、錠剤を砕いて再加工したりするなどの不正が明らかになりました。
少なくとも2011年から10年間、工場長の指示で行われた組織ぐるみの不正でした。
また、2020年12月には同じくジェネリック医薬品メーカーの小林化工が、水虫薬「イトラコナゾール錠」に睡眠導入剤の成分を誤って混入したことが発覚しました。
この薬の服用が原因で、意識消失や記録喪失などの健康被害は200件以上報告されています。
このように、患者の健康を脅かすような不祥事が続いた結果、国内最大手ジェネリックメーカーである沢井製薬も、不祥事を起こしたのではないかと疑われるようになってしまったのです。
実際は、沢井製薬では製造工程でのチェック体制がしっかりしており、このような不祥事は起こっていません。
やばい理由③社員の意欲が高くないという噂がある
沢井製薬の業績は好調ですが、現状はジェネリック医薬品全体が需要が高いためといえます。
個人の能力、努力に関わらず成果が上がっていくため、仕事を一生懸命やらなくてもある程度業績をあげることはできるのではないでしょうか。
そのため、職場の士気があまり高くないと感じる声もあるようです。
沢井製薬は創業者一族が経営している企業なので、トップダウンでの意思決定は多く見られる傾向にあります。
そのため、現場の意見が反映されにくいと感じる社員もいるのではないでしょうか。
やばい理由④その他
沢井製薬がやばい理由としては、その他に「パワハラ・セクハラが横行している」「宗教が絡んでいる」などの噂があげられます。
沢井製薬内でパワハラやセクハラが横行しているという噂は、口コミ等では確認できませんでした。
宗教のうわさについても同じく口コミ等では確認できませんので、個人の主観の問題かもしれません。
また、沢井製薬は公式HP上でコンプライアンスについて以下のように宣言しています。
「より良い医薬品は心身ともに健康的な職場から生まれる」という考えのもと、ハラスメントがなく、安全で衛生的な職場環境を整えます。
このようにしっかりと宣言しており、行動指針も明確に定めています。
沢井製薬では、社内にもハラスメントに関する相談窓口を設けており、パワハラやセクハラを認めないという社風を大事にしていることがわかります。
また、沢井製薬は人種や宗教についての考え方も行動指針で以下のように記載しています。
ダイバーシティを積極的に推進し、新たな発想や価値を創造するとともに、相互の立場を尊重したコミュニケーションとチームワークにより、風通しが良く一体感のある企業風土をつくります。
沢井製薬では社内において人種や信じる宗教で差別することを認めていません。
どんな宗教を信じていいても、それが差別の理由にはならないという姿勢が、逆に宗教と絡んでいるとの誤解を産んでしまったのではないでしょうか。
転職先としての沢井製薬は?リアルな口コミや評判も紹介
「沢井製薬は業績も好調だし、きついという噂も事実じゃなさそう。かなりいい就職先なのでは。」
そう思った人も多いでしょう。
ここからは、沢井製薬で働く薬剤師の年収や福利厚生など待遇について解説します。
実際に沢井製薬で働く人のリアルな口コミや評判、沢井製薬の離職率・定着率についても紹介しますので、沢井製薬に就職を希望する人は参考にしてください!
- 沢井製薬の薬剤師の年収や福利厚生の概要
- 沢井製薬の離職率・定着率
- 沢井製薬のワーク・ライフ・バランス
- 沢井製薬で働く人のリアルな口コミと評判
沢井製薬の薬剤師の年収や福利厚生の概要
沢井製薬では、現時点で薬剤師のみを募集しているということはありません。
過去に事業所・営業所の管理薬剤師を募集していましたが、現在は人員が確保できているので募集は停止しているようです。
沢井製薬の事業所や営業所には生産した医薬品を保管しています。
そのため、その医薬品を管理し、官庁対応などを行う薬剤師が常駐していなければなりません。
沢井製薬で必ず薬剤師の資格が必要なのは上述した事業所・営業所の管理薬剤師のみです。
では、薬剤師は現時点では沢井製薬に就職できないのでしょうか。
沢井製薬は製薬メーカーですので、医薬品の開発、製造で薬学系大学出身者や、製薬メーカー勤務歴のある人を採用しています。
そのため、沢井製薬に就職、転職したい人は必ずしも薬剤師の資格は必要ありませんが、薬学系の高度な知識を必要とします。
結果的に薬剤師の資格を持っている薬学系大学卒業者が、沢井製薬に就職しやすいといえるのではないでしょうか。
沢井製薬で働く従業員の平均年収は、720万円前後です。
平均年収が800万円を超える先発品メーカーと比べれば低い収入ですが、調剤薬局やドラッグストアで働く一般的な薬剤師よりも高収入といえるでしょう。
沢井製薬で働く従業員の福利厚生は以下の通りです。
- 社会保険完備(健康保険、厚生年金、雇用保険、労働災害補償保険(労災))
- 借上寮、借上社宅
- 従業員持株会制度
- カフェテリアプラン(選択型総合福利厚生制度)
- メンタルヘルスサポート
- クラブ 活動(野球、サッカー、テニス、スキューバダイビング、囲碁・将棋、茶道等)
- 育児介護休業
- 企業年金(前払い退職金制度、日本版401k)等
- 完全週休2日制(土日)、祝祭日
- 年間休日:126日
- 有給休暇:10日~20日、有給休暇積立精度
- 休暇制度:夏季休暇、年末年始休暇、慶弔休暇、産前・産後休暇、育児休暇、介護休暇、リフレッシュ休暇
これらを見るとわかるように、沢井製薬の福利厚生は、かなり充実しているといえるのではないでしょうか。
沢井製薬の離職率・定着率
沢井製薬では離職率を公表していません。
そこで、過去の転職サイトの募集を確認してみました。
沢井製薬の九州第二工場の製薬製造業務の正社員の募集で、定着率は94.3%との記載があります。
離職率は、「定着しなかった人の割合」と考えることもできるので、およそ5%程度ということになります。
もちろん、工場の場所や開発職、営業職等で違いはあるかもしれません。
しかし、夜勤等もあり体力的にきつい工場勤務でも離職率が5%ということを考えると、沢井製薬は定着率が高い企業といえるのではないでしょうか。
沢井製薬のワーク・ライフ・バランス
沢井製薬は、行動指針のなかでワークライフバランスについてこのように宣言しています。
ワークライフバランスの実現
業務の能率向上とお互いの思いやりある協力を通じ、仕事と家庭そして社会と調和した多様な生き方を実現します。
この指針からもわかるように、沢井製薬は全社をあげてワークライフバランスの実現に取り組んでおり、休暇制度も充実させています。
沢井製薬で働く人のリアルな口コミと評判
では、実際に沢井製薬で働く従業員の口コミ、評判を確認し、沢井製薬に就職すべきかどうかを検討してみましょう。
(引用元:openwork)
若い内から責任ある業務を任せてもらえるため、やりがいを感じる人は多い印象。自分自身もすでに上市した品目を何品目も担当しており、開発段階から工業化を含めたコマーシャルへの移管まで、責任を持って担当できたため、実際に担当した品目が上市した際には強いやりがいを感じた。
現在残業は月一桁時間で休日出勤はゼロ、有休も希望すれば全て取得出来ているのでライフ ワーク バランスは良い傾向で就業出来ており、全く不満、問題は無い。
女性が多く、育児しながら働いてる方も多いので女性は働きやすいと思います。子供が小学3年になるまで時短勤務を選択できます。 また、急な休みや早退でも特に嫌味等言われることもなく寛容でした。
品目の多さ、製剤工夫が強み。製剤工夫も服用性だけでなくパッケージや製品箱にも工夫している。
新卒と中途での待遇に大きな差があると感じ、また生え抜きが優遇されていると思われます。 正直、業務能力があまり高くなくとも昇進出来る環境もあり、中途入社の方は多少能力が素晴らしくとも誠実に評価されないという事も多々あると強く感じます。
一族経営の社風そのままにトップダウンの指示が多く現場の意見を取り入れるという事はほとんどない。 言われた事や指示をそのままこなせる人には向いているが自ら考え提案していきたい人には絶対におすすめはできない。
入社後は右肩上がりに成長を続けていたが、国のジェネリック目標値に近づくにつれ成長が鈍化している。今後も同様の状況が間違いなく続くため成長は見込めない。
組織全体としては風通しの良い職場を目指そうとしているが、チーム内ではそれを遵守しようとする場合とそうでない場合がある。また、所属部署によって雰囲気や仕事量が大きく違う印象を受ける。同じ年数働いている社員でも、残業時間が50.60時間になる社員もいれば、10時間未満の社員もいる。
沢井製薬で実際に働く従業員の口コミと評判をいくつか紹介してきました。
国策でジェネリック医薬品を推進してきたため、国内ジェネリック医薬品メーカー最大手の沢井製薬が右肩上がりの成長をとげてきたことを誇りに感じる社員が多いことがわかりました。
しかし、ジェネリック医薬品の成長も頭打ちとなることで今後の先行きに不安を感じる社員もいるようです。
それでも、沢井製薬はシェアの多さや製剤工夫で国内のジェネリック医薬品市場を牽引していることがわかります。
ワークライフバランスや女性の働き方の面でも、沢井製薬に好意的な従業員が多いのです。
挑戦する社員には若くても責任ある仕事をあたえるなど、社員のモチベーション維持に努めていることもわかりました。
まとめ
以上、沢井製薬で働く従業員の待遇について紹介してきました。
沢井製薬は製薬企業ですので、もちろん薬剤師の活躍する場はあります。
医薬品の研究、開発は薬剤師でなくてもできますが、薬学系の知識は必須ですので薬学系の大学出身者は採用されやすいです。
沢井製薬で薬剤師として働きたい場合は事業所・営業所の管理薬剤師のポストが空いた時に応募しましょう!
沢井製薬がやばいという噂はどれも主観的なもので、結論から言えば優良企業です。
年収も高い企業ですし、激務というわけでもありませんので、沢井製薬が気になる薬剤師の方は転職を検討しても良いのではないでしょうか。