「日本調剤の評判はブラックって聞いたけどどうなんだろう?2chでの口コミも気になるし、やばいって本当なのか知りたい!」
日本調剤の評判がブラックだと聞くと、日本調剤に転職を考えている人は心配になりますよね。
2chでの口コミも読んでみたいし、実際やばいって本当なのかを知っておきたいはず。
- 日本調剤の評判はブラックなの?
- 2chでの口コミはどうなんだろう?
- 日本調剤はやばいって本当なの?
など、いろいろなことを確認しておきたいのではないでしょうか?
そこで、今回は日本調剤薬局で働く薬剤師の待遇面について解説していきます。
さらに、実際に日本調剤薬局で働く薬剤師のリアルな口コミや評価も紹介し、本当に日本調剤薬局がパワハラなどでやばいのかも解説します。
日本調剤薬局への転職を検討している人はぜひ参考にしてください!
- ノルマがある、休みは店舗の都合に合わせるなどの口コミもあるが、どこの調剤薬局も同じ
- 初任給が高くボーナスや残業代の支給がきちんとしていて、資格手当も充実している
- ブラックという口コミがあるが、匿名で信憑性に欠ける
- 日本調剤は実際は業界でトップクラスの地位と売上高を誇っている
- 社員の教育・研修制度が整っていて、外部認定取得強化チームがある
- 日本調剤に入社すると社内外でのキャリアが開けるのもメリット
日本調剤の評判はブラック?やばい?Twitterや2chでの口コミ
日本調剤がブラックという評判は本当なのでしょうか。
Twitterや2chでの口コミを紹介しつつ、実際に薬剤師にとってブラックなのかどうかを解説していきます!
- 必達目標という名のノルマがある
- 休みは店舗の都合に合わせなければならないことが多い
- 初任給が高い
- ボーナスや残業代の支給がきちんとしている
- 外来がん治療認定薬剤師などの資格手当が充実している
- 経営目線で見るとやっていることがすごい
- ブラックという評判もある
- 店舗やエリアによって差がある
必達目標という名のノルマがある
日本調剤薬局は処方箋を受け付け調剤、投薬するだけでなく、在宅や無菌調剤などにも力をいれている調剤薬局グループです。
お客さんにとってはとても便利な存在である一方、日本調剤薬局で実際に働く薬剤師にとっては大変ではないのでしょうか?
OTCの必達目標(=ノルマ)があるよ。 あと、薬剤師のノルマの手伝い。 事務は異動はあんまないけど、通勤圏内での異動はあるかな。県境でも無けれ他県に異動はまず無いけど市内ならあるみたいな。(引用元:2ch)
ノルマがあるという書き込みですが、そもそも調剤薬局にせよドラッグストアにせよ、売上を増やす必要があるのは他業種と変わりありません。
多かれ少なかれどの小売業にもノルマはあるのではないでしょうか。
日本調剤に限ったことではないといえるでしょう。
休みは店舗の都合に合わせなければならないことが多い
「休みは店舗の都合に合わせる必要がある」という口コミがあります。
休みは最初の店舗は契約時の条件が適用されると思うけど、異動しちゃったら異動先の店舗に合わせる羽目になる。 理屈としては、異動を呑んだということは異動先の店舗に従うことを承諾したことだ。という事らしい。 じゃあ、異動断ればってなるかと思うけど、従業員は会社に雇われてる以上、業務指示には従わなければいけない。だから異動命令に背くことは出来ない。背くなら契約に背くことになるから減給か解雇な。みたいな事を言われる。つまり実質強制。(引用元:2ch)
これについても日本調剤に限らず、どの調剤薬局でも当てはまることでしょう。
むしろ、日本調剤ほどの大手になると一定数のラウンダー薬剤師(色々な店舗を掛け持ちできる薬剤師)がいますので、店舗の急な欠員を埋めてくれるはずです。
日本調剤だけが休めないということではないですし、ある程度の希望休は認められるとの口コミもあります。
初任給が高い
よい口コミもあります。
日本調剤、業績は堅調だし初任給も25万→28万に上がってるしイケイケな感じ。確かここ採用試験にSPI導入してるから受けたいと考えてる人は注意。(合否にどれだけ影響するかは分からん)(引用元:Twitter)
日本調剤は業界でもトップクラスの売り上げを誇っており、薬剤師への待遇がよいことは知られているのではないでしょうか。
以下は日本調剤で新卒で働く薬剤師の初任給および福利厚生です。
勤務コース | 月給 |
全国勤務 | 270,000〜330,000円
(全国勤務手当毎月2万円を含む) |
エリア指定 | 250,000〜310,000円 |
自宅通勤 | 250,000〜310,000円 |
奨学金返済サポート | 270,000〜380,000円
(奨学金返済補助手当毎月最大7万円を含む) |
手当 | 資格手当(薬剤師)
地域手当 家族手当 時間外手当 通勤手当(全額支給) 管理薬剤師手当、管理職手当 ほか |
福利厚生 | 内容 |
借り上げ社宅制度 | 全国勤務コース:実質無料
奨学金返済サポートコース:実質無料 エリア指定コース(家賃自己負担30%+月上限2万の住宅補助) 自宅通勤:なし |
育児支援 | 育児短時間勤務(子供が小学校入学まで1日最大2時間)
ベビーシッターサービス 月極育児補助金 認可外保育園の優先入園枠確保 |
薬品使用料支給制度 | 日本調剤で調剤した薬代は本人負担額は全額会社負担(被扶養者分も対象) |
OTC社員割引制度 | 社員価格でOTC医薬品を購入できる |
福利厚生倶楽部 | 映画・テーマパークチケット割引、旅行補助など |
新生活のサポート | 家電購入補助最大8万円、借上社宅の入居時の引っ越し代・敷金・礼金を会社負担 |
異動時のサポート | 転居を伴う異動が発生した場合、赴任旅費が支給(5〜10万円) |
奨学金返済サポート | 最大252万円の返済補助金を支給する制度(条件:3年間の全国勤務・試験に合格すること) |
休日・休暇 | 年間休日121日、夏季休暇2日、有給休暇(初年度10日、うち5日取得必須)、慶弔休暇(結婚休暇、配偶者出産休暇、忌引休暇)、産前産後休暇、育児休業、介護休業、介護休暇、子の看護休暇、裁判員休暇 |
その他 | 従業員持株会、退職金制度(確定拠出年金)、財形貯蓄、社内預金、団体定期生命保険、定期健康診断、慶弔見舞金、インフルエンザ予防接種補助、長期収入ガード(GLTD)、ゴールドカード入会優待、保養施設、会員制リゾート施設 |
大手調剤薬局の中でも、収入、福利厚生ともかなり手厚いといえるのではないでしょうか。
特に、ベビーシッターサービスや認可外保育園の優先入園枠確保などの育児支援は、業界トップクラスです。
子育てをしている女性にとっても大変働きやすい職場だといえます。
引っ越しや敷金・礼金のサポートをしてくれるのはありがたいですね。
他にも、条件はありますが奨学金返済サポートなど新卒にも優しい施策があり、日本調剤は多様な従業員の事情にも対応してくれる企業だといえるでしょう。
ボーナスや残業代の支給がきちんとしている
管理薬剤師になっても手当てはたいしたことない。 だがボーナスや昇給はよかった。(引用元:2ch)
日本調剤では、ボーナスが厚いことも知られています。
成果をあげれば、ボーナスに反映されるので、頑張る従業員も多いようです。
外来がん治療認定薬剤師などの資格手当が充実している
外来がん治療認定薬剤師を取得した薬剤師が転職したら?③-2 日本調剤はアイン以上にがん認定の採用・育成に積極的 資格手当5万円/月 患者介入以外に資格を活かす業務は…?と困ることはなさそう 大手年収は経験年数に応じる 飛び抜けはない! 資格/地域手当+残業約10hで 550万円前後(6年目)(引用元:Twitter)
転職で手っ取り早く年収を挙げる方法として、福利厚生の手厚い会社に転職もあります。 アイン薬局やアイセイ薬局は家賃補助が手厚いですし、アイセイ薬局が入社一時金がもらえたりも。 日本調剤だと、スキルアップして「高度スペシャリスト薬剤師」として認められれば、1万円/月の手当がもらえますよ(引用元:Twitter)
日本調剤は、外来がん治療認定薬剤師などの専門資格をもつ薬剤師の採用や、資格取得に積極的です。
そのため、これらの資格取得で手当も出してくれるのです。
経営目線で見るとやっていることがすごい
薬剤師として現場で働いてる時は「日本調剤なんて超絶ブラックでしょ〜絶対働きたくないわ〜」だったのが、経営側に近づくにつれて「日本調剤やってること凄いわ〜流石だわ〜」に変わってきてる。 そんな訳で、9/9の日本調剤グループ学術大会に参加させていただきますm(._.)m(引用元:Twitter)
日本調剤は、調剤薬局事業だけでなく医薬品製造業や病院への薬剤師派遣事業など、多角的に事業を運営しています。
そのため、経営者目線から見ても、日本調剤は面白い企業といえるのではないでしょうか。
ブラックという評判もある
あと日本調剤はブラックだからダメよって言われた←(引用元:Twitter)
ちな日本調剤ブラック説は有名(引用元:Twitter)
日本調剤はブラック企業 有給は使わせてもらえない。 有給使えない企業は求人に有給有りとか書いたら駄目だと思う。(引用元:Twitter)
日本調剤のapoeggになんとなく登録してなんとなくクイズ答えたら、図書カード送られてきた!あれ以降サイトも利用してないのに(笑) でも日本調剤はブラックって聞いたから眼中にないのです〜(引用元:Twitter)
Twitter上では、日本調剤はブラックという評判が散見されますが、どうブラックなのかというエビデンスがありません。
結局は、個人の主観ではないでしょうか。
実際は、日本調剤は給料もよく福利厚生もしっかりしている会社です。
店舗やエリアによって差がある
新卒からなんやかんやずっと日本調剤ですよ笑 今は紆余曲折を経て正社員じゃなくて準社員やってます! 店舗やエリアによってブラックかそうじゃないかまあまあ差があると思うのでよく調べてから是非ー(引用元:Twitter)
日本調剤は1店舗あたりに売り上げが高いので、忙しい店舗が多いのは事実です。
配属された店舗によっては忙しいと思うかもしれませんが、決して全店舗が業務量が多すぎるということはありません。
店舗によるのは、調剤薬局業界では当たり前のことで、日本調剤だけがブラックということにはならないのではないでしょうか。
日本調剤って本当にやばい?評判以上にすごいポイント
ここまで、日本調剤に関するTwitterや2chの口コミを紹介してきました。
これだけ見ると日本調剤はブラックでやばい印象を持つかもしれませんが、これらの口コミを読んでみても、何がブラックなのかがよくわかりません。
この口コミは、匿名性のある主観的なものばかりなので、これだけで日本調剤はブラックと決めつけるのも危険です。
- 業界でトップクラスの地位と売上高を誇っている
- 社員の教育・研修制度が整っている
- 外部認定取得強化チームがある
- 日本調剤に入社すると社内外でのキャリアが開ける
ここからは、日本調剤のすごいポイントを紹介していきます!
業界でトップクラスの地位と売上高を誇っている
日本調剤グループは、調剤薬局業界ではトップクラスの地位と売上高を誇っています。
大手調剤薬局グループの比較表をご覧ください。
薬局名
(会社名) |
売上高 | 店舗数 | 薬剤師数 | 想定年収 | 想定月収 |
アイン薬局(アインホールディングス) | 3036億円 | 1,177店舗 | 5,477人 | 400万円~
608万円 |
25万円~
38万円 |
日本調剤薬局
(日本調剤) |
2656億円 | 697店舗 | 3,603人 | 432万円~
832万円 |
27万円〜
52万円 |
クオール薬局
(クオール) |
1532億円 | 834店舗 | 2,338人 | 418万円~
664万円 |
26.1万円~
41.5万円 |
なの花薬局
(メディカルシステムネットワーク) |
1014億円 | 437店舗 | 1,811人 | 410万円~ | 25.6万円~ |
ファーマみらい(東邦ホールディングス) | 918億円 | 543店舗 | 2,152人 | 400万円~
700万円 |
31万円~
43.8万円 |
これは2021年度の各社の売り上げを比較したものです。
2023年6月時点では、日本調剤薬局は726店舗となっており、売上高は3,133億円 (2023年3月期・連結)でさらに成長しています。
他の調剤薬局と比較すると店舗数あたりに売上が大きいことから、業績も好調といえるでしょう。
想定年収や月収も他社と比較すると高くなっていることがわかりますね。
社員の教育・研修制度が整っている
日本調剤グループの薬剤師教育は、調剤薬局業界トップクラスのカリキュラムに基づきおこなわれています。
医薬品に関する十分な知識・技能の習得は当然ですが、医療人としての基本的な取り組み姿勢、考え方も体系的に学び、自らの行動規範とすることができるのです。
また、患者さまだけでなく、医師や他職種とのコミュニケーション能力も薬剤師にとって大切です。
店舗運営のための管理能力なども体系的に学んでいきます。
更には、従業員の描くキャリアパスに応じて必要となる知識やスキルについての研修も備えており、実践的に学んでいます。
日本調剤では、薬剤師としての成長はもちろん、経営層に近いポジションへの成長もサポートしているのです。
日本調剤グループでは、保険薬剤師や管理者としての知識を5年間で段階的に学ぶことを目的に、薬学や店舗管理などの実践的知識および理念教育が全15ランクに集積されています。
気軽に読みながらスキルアップできる、内容の質の高さ・わかりやすさが好評の読み物教材も充実しているのです。
社内報とともに配布され、「医薬品情報」「処方解析」「在宅医療」などのシリーズがあります。
過去に配布されたものも、すべてポータルサイト上で読むことができすので、 育児休暇などで休職中の方へも、月報とともにお届けし、最新知識の蓄積することができるのです。
このように、日本調剤ではきめ細やかな研修体制が整っていますので、薬剤師としてだでけでなく、社会人としても成長していくことができます。
外部認定取得強化チームがある
日本調剤では教育制度が整っている点は先述した通りです。
さらに、専門薬剤師や様々な学会が認定している認定薬剤師の取得強化チームがある点も大きな特徴でしょう。
例えば病院実務研修に優先的に参加できるなど知識をさらにアップさせるための勉強会や研修があります。
試験対策も万全で、合格した社員からのアドバイスももらえたり、強化チームメンバー間で情報共有したりなどが可能です。
合格までのスケジュール管理や提出する書類の確認なども管理してくれます。
認定薬剤師取得に関する費用も原則、会社が全額負担してくれるので、薬剤師としてレベルアップしていきたい人にもおすすめの会社といえるのではないでしょうか。
しかも会社が認めている次の7つの外部認定資格を取得すると、別途手当が支給される点も大きなメリットです。
日本調剤に入社すると社内外でのキャリアが開ける
日本調剤は、多角的に事業を展開しています。
薬局の現場で薬剤師として専門性を高めていくキャリアはもちろんですが、マネジメント・本部機構で薬剤師の経験を活かすキャリア、どちらのキャリアにもチャレンジすることができます。
例えば、「管理薬剤師→エリアマネージャー」と出世し、さらに上の経営幹部などに抜擢されると、1000万円以上の年収も狙えます。
ただし、このクラスになると、薬剤師としての力量よりもマネージメントや対外交渉力などのビジネススキルが求められます。
現場の薬局で働くよりも、新規出店の交渉や、門前医院のDr誘致、ライバル企業のM&A交渉など、より大きなステージでの仕事が増えることになるでしょう。
薬剤師としてよりもビジネスマンとしての仕事にやりがいを感じる方は、挑戦する価値はあるのではないでしょうか。
もちろん、薬剤師として専門性を極めることも可能です。
先ほどご紹介した外部認定取得強化チームのサポートで、認定薬剤師だけでなく外来がん治療専門薬剤師にもなれます。
そうすれば病院と患者の架け橋のような存在になれるのです。
まとめ
日本調剤の評判がブラックなのかどうか、やばいって本当なのかを調べました。
2chやTwitterではブラックだという口コミもありますが、どうブラックなのかの記載がありませんし、匿名の投稿なので信ぴょう性にかける部分もあります。
実際の日本調剤は、売り上げも業界トップクラスで年収も福利厚生もしっかりしている調剤薬局グループです。
研修体制もしっかりしているので、薬剤師としても社会人としても成長したいのであれば、日本調剤は素晴らしい転職先ではないでしょうか。