「アイン薬局はパワハラでやばいという噂は本当なの?給料やリアルな評判を知っておきたい!」
アイン薬局はパワハラでやばいのか、転職を考えている薬剤師の方なら気になってしまいますよね。
給料やリアルな評判を知っておけば、転職の際も参考になります。
- アイン薬局はパワハラでやばいって本当なの?
- 給料やリアルな評判を知っておきたい!
- アイン薬局の福利厚生などはどうなっている?
など、いろいろなことを知っておきたいのではないでしょうか?
そこで、今回はアイン薬局で働く薬剤師の待遇面について解説していきます。
さらに、実際にアイン薬局で働く薬剤師のリアルな口コミや評価も紹介し、本当にアイン薬局がパワハラ等でやばいのかも解説します。
アイン薬局への転職を検討している人はぜひ参考にしてください!
- アイン薬局は日本全国で調剤薬局 1,177店舗を運営し、売上高も3000億超えの国内第1位の調剤薬局グループ
- アイン薬局では、実際にはパワハラやセクハラなどがあるといった報告はない
- ノルマはないが、OTCや化粧品の販売やかかりつけ薬剤師の獲得を勤務する薬剤師に推奨
- 初任給は高めだが昇給は少なめ、ただし成果を出せば収入に反映される
- 離職率も大変低く、連続で休暇が取れるなど福利厚生はよい
- 子育てしている女性も働きやすく、ワークライフバランスは良好
アイン薬局とは?企業の概要や将来性の概要を解説
アイン薬局は、日本全国で調剤薬局 1,177店舗を運営し、売上高も3000億を超えるという国内第1位の調剤薬局グループです。
調剤薬局だけでなく、コスメなどの小売業も伸展しており、化粧品にも興味のある薬剤師にとって人気の就職先となっています。
- アイン薬局とは?
- アイン薬局の企業としての将来性は?
アイン薬局とは?
「アイン薬局」とは株式会社アインファーマシーズが運営する調剤薬局グループです。
本社は札幌にあり、調剤薬局を1,177店舗を運営し、23年連続で増収しています。
2010年に東証一部上場しているのもポイントですね。
アインファーマシーズは、大手商社の丸紅や流通大手のセブン&アイホールディングスのような大企業と資本提携することで、積極的なM&Aを行ない、店舗数と売上を拡大しています。
「アイン薬局」として行っているのは、調剤や医薬品の販売、ジェネリック医薬品の卸売り、医療コンサルティングなどです。
リテール事業として、札幌や首都圏を中心にコスメとドラッグストア「AINZ & TULPE(アインズ&トルペ)」を展開しています。
アイン薬局の企業としての将来性は?
アインファーマシーズでは、大手企業との資本提携による M&Aによる拡大戦略と、傘下のジェネリック医薬品専門卸『ホールセールスターズ』によるジェネリック一括仕入れなどで、利益率をあげることに成功しています。
自己資本比率も56.8%にまで上昇し安定した経営基盤を築いていますので、アインファーマシーズは今後もさらなる発展が見込めるのではないでしょうか。
先ほどもご紹介したとおり、23年連続で増収している点や店舗数を増やしていることからも将来性は十分期待できますね。
アイン薬局はパワハラでやばい?やばいと言われている他の理由も
アイン薬局は業績も好調で、新規出店計画も順調に進んでいます。
しかし、一方でアイン薬局はパワハラでやばい、最悪だという噂もあるのはなぜでしょうか。
そこで、ここからはアイン薬局の評判が悪いことや、パワハラでやばいといったような噂について検証していきます!
- 結論からいえばアイン薬局は安定した企業
- やばい理由①パワハラの噂がある
- やばい理由②ノルマが厳しい
- やばい理由③給料の上り幅が小さめ
- やばい理由④その他
結論からいえばアイン薬局は安定した企業
結論からいえば、アイン薬局は優良企業です。
売上の推移を見ても経営的に傾いているということもありませんし、労働環境がブラックというわけでもありません。
では、なぜアイン薬局はやばいと思われているのでしょうか。
やばい理由①パワハラの噂がある
アイン薬局では、実際にはパワハラがあるといった報告はありませんし、訴訟沙汰になったというような事実もありません。
ただし、配属される店舗によっては、上司や管理薬剤師が厳しい指導を行なうことで、パワハラと感じてしまうかもしれません。
業界でもトップを走っているため、人によっては厳しいと感じるケースも否定はできないでしょう。
ただし、それはどの調剤薬局グループでもどのような職場でもありえます。
アイン薬局だけが極端にひどいということにはなりませんので、実際は会社でパワハラが横行しているということはないのではないでしょうか。
やばい理由②ノルマが厳しい
結論からお伝えすると特にノルマは存在しませんが「目標項目」はあるようです。
アイン薬局では、OTCや化粧品の販売やかかりつけ薬剤師の獲得を勤務する薬剤師に推奨しています。
このような件数を、人事評価の目標項目として設定することもあるようなので、目標意識を持って仕事に取り組む必要があるのではないでしょうか。
目標項目を負担に思うのか、自分の励みにするのかというところでしょう。
やばい理由③給料の上り幅が小さめ
アイン薬局の初任給は250,000円~350,000円となっており、薬局業界では高めですが、昇給は少ないようです。
毎年、3,000~4,000円の昇給となっており、上り幅は小さいでしょう。
つまり、普通に仕事しているだけではなかなか給料は上がっていきません。
また、店舗の売り上げに賞与が左右されるため、売り上げの低い店舗に配属された場合、賞与に期待できないこともあるようです。
年収を上げていくには、目に見える非常に優れた結果が必要になります。
そもそも、薬剤師の昇給が少ないことはどこの会社でも同じで、アイン薬局にかぎったことではありません。
調剤報酬が年々下げられているため、給料が上がりにくいのは仕方がないのではないでしょうか。
しかしながら、アイン薬局は成果を出せばその分収入に反映してくれる会社です。
「かかりつけ薬剤師」や「在宅件数」などのノルマを達成すれば、昇給やボーナスに反映されるでしょう。
やばい理由④その他
アイン薬局がやばい理由としては、その他に「セクハラが横行している」「宗教が絡んでいる」などの噂があげられます。
アイン薬局内でセクハラが横行しているという噂は、口コミ等では確認できませんでした。
宗教のうわさについても同じく口コミ等では確認できませんので、個人の主観の問題かもしれません。
アイン薬局のHPでは、グループ理念として以下のように宣言されています。
- まず、社員を大切にする会社であること。働きがいのある会社であること。
- この要件が満たされてこそ、初めてお客さまのために全力を尽くせる。
- 「社員第一主義」とは、究極の「お客さま第一主義」である、というのが経営の信念です。
このように規定されており、従業員を大切にする会社であることがわかります。
転職先としてのアイン薬局は?リアルな口コミや評判も紹介
「アイン薬局は業績も好調だし、パワハラでヤバイという噂も事実じゃなさそう。かなりいい就職先なのでは。」
そう思った人も多いでしょう。
ここからは、アイン薬局で働く薬剤師の年収や福利厚生など待遇について解説します。
実際にアイン薬局で働く人のリアルな口コミや評判、アイン薬局製薬の離職率・定着率についても紹介しますので、アイン薬局に転職を希望する人は参考にしてください!
- アイン薬局の薬剤師の給料や福利厚生の概要
- アイン薬局の離職率・定着率
- アイン薬局のワーク・ライフ・バランス
- アイン薬局で働く人のリアルな口コミと評判
- アイン薬局に転職するなら薬剤師専門転職エージェントの利用もおすすめ
アイン薬局の薬剤師の給料や福利厚生の概要
アイン薬局で働く薬剤師の年収を表にしました。
社員区分 | 想定年収(40時間/週) | 想定年収(32時間/週) |
ナショナル | 560万円 | 448万円 |
広域エリア | 472万円 | 377万6千円 |
狭域エリア | 424万円 | 339万2千円 |
自宅通勤(自宅から90分圏内) | 400万円 | 320万円 |
また、手当は以下のように公表されています。
手当 | 内容 |
役職手当 | 管理薬剤師手当10,000円
ブロック長手当65,000円 薬局長手当55,000円 副薬局長・薬局長代理手当30,000円 |
住宅手当 | ナショナル、広域、狭域:家賃の80%
自宅通勤:なし |
時間外電話手当 | 1日1000円(時間外電話に対応する携帯を持つ) |
奨学金返済サポート | 生涯に渡ってサポートを受けることができる特別な勤務体系 |
その他 | 薬剤師手当・社員区分手当(希望コースにより異なる)、専門認定薬剤師手当・残業手当・通勤手当・単身赴任手当など |
アイン薬局では、転勤できる範囲が広くなるほど年収が大きく増えていくことがわかります。
では、アイン薬局の福利厚生について確認してみましょう。
項目 | 内容 |
育児休業 | 子供が1歳になる前日まで(最長2歳まで) |
育児短時間勤務制度 | 小学校就学時まで1日最大2時間短縮 |
連続休暇制度 | 1年に1度、最長9日間の連続休暇が取得できる |
慶弔休暇 | 本人の結婚時には7日間取得可能(最大10日) |
契約保養所 | 全国40か所以上が最大80%オフ(ハワイもあり) |
社員割引販売 | 以下の商品が社員割引で購入できる
AINZ&TULPE(アインズ&トルペ) 化粧品ブランド「アユーラ」 オリジナルブランド「リップス&ヒップス」 |
インフルエンザ予防接種補助 | 社員本人分は全額、扶養家族は1500円の補助 |
退職金制度 | 退職金はポイント制を採用し、勤務年数、役職などで加算 |
復職制度 | 家庭の事情などで退職した人は退職後5年以内であれば復職可能 |
大学院奨学支援制度 | 大学院就学の入学金・授業料の80%が会社負担。博士号の取得も奨励 |
その他 | 産前産後休暇
スポーツジム優待 財形貯蓄制度 白衣貸与(マタニティ白衣含む) 従業員持ち株会 永年勤続表彰(10年/20年/30年) |
家庭の事情などで続けられなくなった従業員のための復職制度など、充実した福利厚生といえるのではないでしょうか。
アイン薬局の離職率・定着率
アイン薬局は処方箋を受け付け調剤、投薬するだけでなく、化粧品販売などの小売業にも力をいれている調剤薬局グループです。
お客さんにとってはとても便利な存在である一方、アイン薬局で実際に働く薬剤師にとっては大変で離職率も高いのではと心配になりますよね。
アイン薬局で働く薬剤師の離職率は5.7%(2022年4月期)です。
医療福祉業界全体の平均離職率は13.5%なので、アイン薬局はとても働きやすい職場といえるのではないでしょうか。
また、離職率がこの数値であれば、定着率は90%を超えることは間違いありません。
多くの従業員がアイン薬局で長く働くのではないでしょうか。
アイン薬局のワーク・ライフ・バランス
アイン薬局で働く従業員のワークライフバランスについて調べてみました。
アイン薬局の年間休日は121日です。
厚生労働省の「就労条件総合調査」によれば、「医療・福祉業界」の平均年間休日は111.2日ですので、平均以上の休日が付与されています。
また、休暇制度で特徴的なのが、1年に1回最大9連休(初年度5連休)の連続休暇を取得できるということです。
すべての社員が連休制度を利用しており、海外旅行などに活用しています。
分割取得も可能なので、自分の休暇計画に合わせて活用できます。
アイン薬局の従業員の平均残業時間は月に4.7時間で、かなり短い残業時間といえるのではないでしょうか。
また、残業で帰宅時間が遅くなった場合、残業した分だけ他の日に早く帰宅することも認められており、ワークライフバランスを取りやすいと好評です。
アイン薬局のワークライフバランスで特徴的なのは、女性が働きやすい会社である、ということです。
出産を控えた女性社員および出産後の女性社員は、産前6週間と産後8週間を休むことができます。
また、配偶者の出産時にも出産休暇を取得できるのです。
1歳に満たない子どもを養育する社員は、1歳になる前日まで(保育所に入所できないなどの場合にはお子さまが2歳に達するまでの間)男女問わず育児休業が取得できます。
育児休業より復帰後、1日最大2時間短縮して勤務できるので小さな子どもを育てる人も働きやすいでしょう。
法律では3歳までですが、アイングループでは小学校就学時までの期間利用可能です。
また、子育て支援として特徴的な制度として復職制度があります。
退職時に復職適用申請書を提出することで、退職後5年以内ならば退職前と同じ所属、等級で復職できるのです。
ブランクがあっても同じ待遇で復職できるのは、子育てをしている薬剤師にとって嬉しいポイントでしょう。
なお、復職制度はママ薬剤師以外にも、介護などやむを得ない事情で退職する薬剤師も利用可能です。
このように、アイン薬局には、「まず社員を大切にする」という経営理念が根付いているのではないでしょうか。
アイン薬局で働く人のリアルな口コミと評判
アイン薬局で働く薬剤師の口コミや評判を紹介します。(引用元:openwork)
昇給が殆どないと書いている職員もいるようだが、それはその人の評価。ちゃんと頑張っている人はそれなりに出世して給与もかなり上がる。自分は10年程で月額15万以上給与は増えている。役職に就きたくない、応援は嫌だ、かかりつけはやらない、車が運転出来ないので在宅は行かないとそんなスタッフが多いと思う。 なにもやらなければ給与は増えないのは当たり前。
休みはそこそこあり、有給も繁忙期でなければかなり取りやすいとはおもいます。 この点に関しては中小調剤薬局薬局と比較すると大きなメリットだと思います。
プライベートと私生活とのバランスは調整しやすいと思います。土日祝日は休みで、有給も積極的にとることをすすめられます。店舗にもよると思いますが、残業も少なくストレスを感じたことはありません。
産休育休制度が整っており、また母体が大きいため従業員数が多く店舗の人員調節は容易なため、産休等をとるのに後ろめたさもなくとりやすいと思う。
単純に店舗によっては人手が足りておらず、業務が1時間ごとに振り分けられているが全て時間通りに終わらず残業することが多い。 希望休に理由を求められるなどの配慮が欠けている店舗もある。店舗によって人間関係や客層などが異なるため配属された店舗にて苦しい思いをする可能性もなくはない。 ノルマはないと、思ってはいたが1日に何件アプリ獲得するべきといったノルマ風の目標があり、店舗によっては誰が何件獲得したのかを可視化させられるため、場合によっては周囲と比べてしまい落ち込むこともある。
アイン薬局は、年収はがんばれば上がるシステムなので、上を目指す社員にとっては働きやすい職場のようです。
産休育休制度も整備されており、ワークライフバランスも充実していることがわかります。
しかし、店舗によっては人員不足のところもあり、ノルマを課されるところもあるようなので注意が必要です。
アイン薬局に転職するなら薬剤師専門転職エージェントの利用もおすすめ
アイン薬局に転職したいという方は、薬剤師専門転職エージェントを利用するのもおすすめです。
もちろんアイン薬局の公式サイトには「採用情報」のページはあります。
ただ他の仕事をしている人などは、情報集めや準備も大変ですよね。
特に初めて転職する人にとっては不安も大きいものです。
その点薬剤師専門転職エージェントなら薬剤師のことをよくわかってくれているので、しっかりサポートしてくれます。
転職エージェントは転職先との面談、交渉なども行ってくれるので、安心して転職活動を進めることができることも利点の一つといえるのではないでしょうか。
店舗の人間関係や忙しさ、残業の有無など内部事情も調査してくれますよ。
まとめ
この記事ではアイン薬局がやばいとは本当なのか、アイン薬局で働く薬剤師の待遇面について説明してきました。
アイン薬局はパワハラでやばいという噂がありましたが、そのような事実はなく、経営的にも好調な優良企業であることがわかりました。
まず社員を大切にするという社風が根付いており、福利厚生もしっかりしています。
結果をだせば年収も上がっていくので、上を目指したい薬剤師にもアイン薬局はおすすめです。
調剤薬局でスキルを磨き、ノルマを達成することにもやりがいを感じる薬剤師の方はぜひアイン薬局への転職を検討してください!