「コストコの薬剤師はきついって本当なのかな?年収や福利厚生はどう?リアルな口コミがあれば知りたい」
コストコの薬剤師はきついのかなと転職を考えている方は疑問に思うのではないでしょうか。
年収や福利厚生はいいのか、実際に働いている人のリアルな口コミがあれば知りたいですよね。
- コストコの薬剤師の仕事はきついの?
- 年収や福利厚生はどうなのかリアルな口コミってあるかな?
- そもそも薬剤師の転職ってどうすればいいの?
などいろいろとコストコの薬剤師について知りたいことがあるはず。
そこで、今回はコストコで働く薬剤師の待遇面について解説していきます。
さらに、実際にコストコで働く薬剤師のリアルな評価や転職方法についてもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
- コストコの薬剤師の仕事は調剤や服薬指導よりも、サプリメントや一般医薬品の販売、陳列が多い
- コストコの薬剤師は正社員も時給制で高年収が期待でき、福利厚生も充実している
- コストコの薬剤師はノルマがない、忙しすぎないなどがメリット
- 土日祝日は休みではなく、開局時間が長めな点がデメリット
- 薬剤師が転職を考えるなら薬剤師転職エージェントの利用がおすすめ
コストコの薬剤師とは?年収や福利厚生の概要を解説
コストコはアメリカ資本の会員制大型スーパーです。
2023年5月現在、コストコは全国に32店舗あり、そのすべてで調剤併設型の薬局コーナーを設けています。
ここでは、そんなコストコの薬剤師の現状や他の薬局との違いについて解説していきます!
- コストコの薬剤師とは?
- コストコの薬剤師の年収や福利厚生の概要
コストコの薬剤師とは?
コストコの調剤薬局や薬剤師の特徴は次の通りです。
- コストコの全店舗に調剤併設薬局があるので、薬剤師がいる
- コストコの薬剤師は、調剤業務や服薬指導業務よりも、サプリメントや一般医薬品の販売、陳列が主な仕事
- アメリカ資本なので、取り扱っているサプリメントや健康食品は一般のドラッグストアと異なる場合がある
コストコはすべての店舗に調剤併設型の薬局があるため、コストコの薬局では薬剤師が働いています。
つまり、コストコではすべての店舗に薬剤師が在籍しているのです。
コストコの薬局では処方箋を受け付け調剤、投薬するだけでなく、OTCも豊富に取り揃えている点が特徴といえます。
そのため、買い物ついでに医薬品を買うお客さんも多いことが特徴です。
さらにコストコは普通の調剤薬局と違い、コストコの薬局は夜遅い時間や土日も営業しています。
お客さんにとってはとても便利な存在である一方、コストコで実際に働く薬剤師にとっては大変ではないのでしょうか?
実はコストコの薬局は調剤併設型ですが、処方箋を持ってくるお客さんがそれほど多くありません。
コストコの薬剤師は、調剤業務や服薬指導業務よりも、サプリメントや一般医薬品の販売、陳列が主な仕事といえるでしょう。
ただし、コストコは一般のドラッグストアとは違い、アメリカ資本のスーパーですので扱っている商品にも違いがあるのです。
そのためサプリメントや健康食品は普段見かけない商品が多いので、注意しなければなりません。
アメリカ資本のスーパーという点では、ドラッグストアの薬剤師の仕事内容とはやや異なるといえます。
コストコの薬剤師の年収や福利厚生の概要
では、コストコの薬剤師の年収や福利厚生はどうなっているのでしょうか。
調剤業務はそれほど大変ではなさそうですが、コストコは薬局も面積が広いので商品の陳列や補充、販売はかなりの重労働ではないでしょうか。
また、日曜や祝日もコストコは当然営業していますので、薬剤師は休むことはできないのでしょうか。
給料がその大変さに見合っているかどうかは、とても気になります。
コストコでは現在新卒薬剤師の募集はありませんが、中途採用薬剤師を随時募集していますので、その募集要項を参考にして年収や福利厚生を確認してみましょう。
コストコの薬剤師の年収、勤務時間を表にしてみました。
給 与 |
1000時間(半年)毎に50円昇給し最高3,500円(月収例60万円)まで昇給 休日勤務手当:国民の祝日に勤務した際の時給(土日含みません) 1日の休憩時間のうち最高30分まで給与が支払われます |
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勤務時間 | 9:30~21:30の内8.5時間拘束のシフト制 週40時間 |
コストコの薬剤師は、正社員でも給料は時給制です。
昇給は1000時間(半年間)働くごとに、時給が50円アップし、6年勤務すれば最高自給の3,500円(月収例60万円)になります。
また、これに祝祭日に出勤した場合の休日勤務手当等も加算されますのでさらなる高年収が期待できるのではないでしょうか。
管理職になると年俸制になり、700万円台後半の年収を目指すことができます。
全年代の薬剤師の平均年収は580万円ですから、コストコの薬剤師はかなりの好待遇といえるのではないでしょうか。
次の内容は、コストコで受けられる福利厚生の一覧となります。
- 各種社会保険完備(厚生年金、健康保険、雇用保険、労災保険)
- 団体生命保険
- 団体長期障害所得補償保険
- 超過勤務手当
- コストコメンバーシップカード
- 401k (退職金としての確定拠出年金)
- メガネ・コンタクト購入クーポン
- 補聴器クーポン
- ファーマシークーポン
- 通勤交通費(一部支給)
- 健康保険組合の直営/契約保養施設
コストコが好きでよく利用している人は、本来は有料のメンバーシップカードがもらえるので、これだけでもお得です。
それ以外にも色々な割引制度が整っているので、コストコの薬剤師の福利厚生は充実しているのではないでしょうか。
コストコの薬剤師はきつい?リアルな口コミや良い点・悪い点
コストコで働く薬剤師は、調剤業務や服薬指導業務だけでなく、OTCの販売、陳列など多岐にわたる業務をこなさなければなりません。
年収や福利厚生がしっかりしていても、労働環境が悪ければ長く働くことは難しいのではないでしょうか。
実際に現場で働いている薬剤師はどう思っているのが調べました。
- コストコの薬剤師として働く人のリアルな評価
- コストコの薬剤師の良い点①ノルマがない
- コストコの薬剤師の良い点②忙しすぎない
- コストコの薬剤師の悪い点①土日祝日休みではない
- コストコの薬剤師の悪い点②開局時間が長め
コストコの薬剤師として働く人のリアルな評価
では、実際にコストコで働く薬剤師たちの口コミを確認してみましょう。
(引用元:enライトハウス)
週休2日と祝日の振替休日があり、休みはきちんととれる。有給はしっかりとれるが、土日、繁忙期は取れないことが多い。お盆休みや年末年始の休暇はない(元旦だけ休み)。残業は繁忙期のGW、クリスマス、その他大型連休を除き基本的にはない。シフトの時間通りに帰れるし、残業した場合は100%支給されるのはよい。
他の小売とは商品の大きさが違うので、その分、商品が重い為、体力的に少しきつい部分はある。実際に腰や、腕を痛めて休職している人もいる。在籍期間に応じて自動的に時給はあがる。ただし、特に仕事で成果を出さなくても自動的に上がる。しっかり評価などして時給を決める制度も作ってほしい。
個人のロッカーがない。トイレも従業員用がないので、どんなに時間がなくてもお客様と一緒のトイレに並ばなければいけない。
普通の調剤薬局とちがい、年末年始休暇やお盆休みがない、土日祝は休みづらいなどのデメリットもあるようですが、休みの日数はしっかり確保できるようです。
大型スーパーということもあり力仕事も多いようなので、高齢や女性の薬剤師さんにとっては負担が大きい可能性があります。
個人のロッカーや従業員用トイレがないのをイヤだと思う人もいるかもしれませんね。
コストコの薬剤師の良い点①ノルマがない
コストコの薬剤師の良い点として「ノルマがない」点が挙げられます。
実は、コストコの薬剤師は正社員でも時給制です。
在籍期間によって自動的に昇給していくので、他のドラッグストアのようにノルマを課されることもありません。
ノルマ制が苦手な薬剤師にとっては、良い職場であるといえるのではないでしょうか。
コストコの薬剤師の良い点②忙しすぎない
コストコの薬局は調剤併設とはいえ、処方箋を持ち込むお客さんは多くはありません。
コストコは会員制のスーパーなので、わざわざ処方箋だけを持ち込むお客さんはほとんどいないのではないでしょうか。
また、薬剤師がいるレジでしか会計ができない商品は、第一類医薬品のみです。
他の医薬品やサプリメントは、薬剤師でなくても販売できるので、通常のレジで他の商品とまとめて購入できます。
そのため、コストコの薬剤師は第一類医薬品の相談、販売や処方箋の対応などの業務に集中できるのです。
処方箋枚数が多い調剤薬局や接客業務も多いドラッグストアよりも、コストコの薬局は余裕を持って仕事ができるのではないでしょうか。
コストコの薬剤師の悪い点①土日祝日休みではない
口コミにもありましたが「土日祝日が休みづらい」というのが、コストコで働く薬剤師にとって大変なところでしょう。
家族がいた場合、子どもの学校が休みの土日におでかけできないのはストレスではないでしょうか。
入学式や卒業式、運動会など学校の行事に合わせられないケースもあるかもしれません。
独身だったとしても、土日が休日の友人や恋人との予定の調整が難しくなるためプライベートを充実させるのが難しくなります。
ただ、平日の休みで行動できるので、観光地やテーマパークなどが空いているといった点は逆にメリットですね。
コストコの薬剤師の悪い点②開局時間が長め
開局時間が長くなることも、コストコで働くことのデメリットといえるでしょう。
通常、調剤薬局なら18時ごろには業務が終了するところが多いものです。
ところが、コストコは21:30まで営業していますので、遅番のシフトになると帰宅は遅くなります。
シフトも早番や遅番など不規則になりがちなので、プライベートの予定もたてづらくなるのではないでしょうか。
小さなお子さんがいる薬剤師さんは、夜遅くまで預かってくれる保育園探しなどに苦労するかもしれませんね。
コストコ以外にも良い転職先があるかも!失敗しない転職方法とは?
「コストコで薬剤師をしているけど、土日休めるところに転職したい。」
「コストコで薬剤師することも考えたけど、やっぱり別の転職先の方がいいかも。」
そんな方は、すぐにでも他の転職先を検討しましょう。
ただし、焦って転職先を決めてしまうと、またつらい思いをしなければならないかもしれません。
薬剤師の失敗しない転職についてみていきましょう。
- 薬剤師専門の転職エージェントを使う
- 薬剤師専門の転職エージェントを選ぶポイント
- 自分の優先順位を明確にする
- エージェントに内部の情報を必ず尋ねる
薬剤師専門の転職エージェントを使う
転職する際、自分で薬局を探すのは困難なので、薬剤師専門の転職エージェントの利用がおすすめです。
次のようなメリットがあります。
- 薬剤師の仕事をしながらでも転職活動ができる
- 薬剤師専門のエージェントが親身になってくれる
- 薬剤師専門のエージェントなら非公開求人も紹介してもられる
- 模擬面接なども行ってくれるエージェントがある
- 調剤薬局グループの内部事情も教えてくれる
- エージェントを介して、年収の交渉ができる
特に仕事をしながらでは、転職活動はなかなかうまくいかないですよね。
一般企業の転職でも、転職エージェントを使うのは当然となっていますが、薬剤師の転職では、薬剤師専門の転職エージェントを使うことをお勧めします。
なぜなら、薬剤師専門の転職エージェントは、豊富な薬剤師転職案件を持っているからです。
薬剤師専門転職エージェントは転職活動にあたって、こちらの希望に沿って的確なアドバイスをしてくれます。
業界に詳しいので安心ですよ。
また、転職エージェントは転職先との面談、交渉なども行ってくれるので、安心して転職活動を進めることができることも利点の一つです。
薬剤師専門の転職エージェントを選ぶポイント
薬剤師専門の転職エージェントがいいとわかっても、たくさんあるため選ぶ際に迷ってしまいますよね。
次のポイントをチェックしてみてください。
- 公開・非公開とも求人数が多いところを選ぶ
- 自分の希望するサポート体制かどうかを確認する
- 転職エージェントの運営会社も確認する
- SNSなどで口コミもチェックする
薬剤師転職エージェントは公開求人数・非公開求人数が多いところを選びましょう。
それだけ検討する転職先の選択肢が増えます。
さらに自分が希望するサポート体制が整っているかどうかも確認しましょう。
自分のキャリアを相談できるコンサルタントがいる転職エージェントを選ぶ、模擬面接をしてくれるなどをチェックしてみてください。
薬剤師転職エージェントの運営会社も確認しましょう。
調剤薬局を展開している会社が運営しているエージェントなら、調剤薬局の求人に強いなどの特徴があります。
SNSなどで、実際に利用した人の口コミをチェックするのも大切ですよ。
自分の優先順位を明確にする
転職エージェントに転職活動を支援してもらう際に、自分の希望を伝えることは非常に重要です。
例えば、高年収を優先する場合とワークライフバランスを優先する場合では、転職エージェントが推薦する企業も変わってきます。
また、お子さんがいる場合などは、土日祝に勤務するのは難しい場合もあるでしょう。
このように、転職先を決める場合は、自分の希望をしっかりと転職エージェントに伝え、その上で自分の優先順位をそうするかを事前に決めておく必要があります。
エージェントに内部の情報を必ず尋ねる
転職先企業の内部の情報は、事前に転職エージェントに確認しておきましょう。
あなたの転職先が調剤薬局の場合、配属される店舗の人間関係が悪かったりすると、勤務するのはかなりのストレスになってしまいます。
特に離職者が多い企業であれば、何かしら問題がある場合があるといえるでしょう。
転職エージェントは、一定期間以上転職者が転職先に在籍しなければ転職先から紹介料を受け取ることができません。
そのため、転職エージェントも問題のある企業に、転職者を紹介することはしたくないはずです。
あなたが検討している転職先の内部情報は、しっかりと転職エージェントに確認しましょう。
転職エージェントも、内部情報をきちんと説明してくれます。
まとめ
ここまで、コストコで働く薬剤師の待遇面を説明してきました。
年収は高く福利厚生もいいものの、土日祝は休みづらく薬剤師としての仕事以外の業務も多いことを負担に感じる方も多いようです。
土日祝に休めて、夜遅くまで働かなくてもいい調剤薬局などへの就職も検討するべきでしょう。
その際は、薬剤師専門の転職エージェントを活用し、自分の優先順位をしっかりと伝えて転職先を決めるとよいです。
転職先を決めたら、転職エージェントから内部情報を必ず確認し、失敗しない転職を実現させましょう!