「クスリのアオキは危ないとか最悪って本当なのかな?離職率や評判の他に、闇も知っておきたい」
クスリのアオキは危ないなどとネットで見ると、転職を考えている薬剤師の方は心配になりますよね。
離職率や評判のほかに、闇の部分があるなら知っておきたいと思うのではないでしょうか。
- クスリのアオキは危ないって本当なの?
- クスリのアオキは最悪という噂も聞いたけどどうだろう
- 離職率や評判、闇の部分はどうなっているのかな?
など、いろいろと気になることがあるはずです。
そこで、今回はクスリのアオキが危ないのは本当なのか、最悪なのかについて解説していきます。
さらに、実際にクスリのアオキで働く薬剤師のリアルな口コミや評価も紹介していくので、クスリのオキへの転職を検討している人はぜひ参考にしてください!
- クスリのアオキの店舗は北信越を中心に店舗をおくドラッグストアで全国に801店舗を展開中
- クスリのアオキは調剤事業やOTC販売以外に、日用品や惣菜、生鮮食品などの食品部門の販売網が充実
- 新規出店が順調に進んでいるため人材不足ではある
- WEB上での評判やパワハラがあったが、クスリのアオキはごく一般的な優良企業
- 薬剤師は高年収が期待できて福利厚生は充実、ワークライフバランスもよい
- 薬剤師のサポート体制も充実していて専門性の高い業務に専念できる
クスリのアオキとは?企業の概要や将来性の概要を解説
クスリのアオキは、創業150周年を迎えた、石川県に本社を置くドラッグストア企業です。
ここからは、クスリのアオキについての企業情報や企業としての強みを紹介し、クスリのアオキの将来性について解説していきます!
- クスリのアオキとは?
- クスリのアオキの企業としての将来性は?
クスリのアオキとは?
クスリのアオキの店舗は北信越(石川県、富山県、福井県、新潟県、長野県)を中心に、店舗をおくドラッグストアです。
東北(岩手県、宮城県、山形県、福島県)、関東(千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、山梨県)、東海(三重県、愛知県、岐阜県、静岡県)、近畿(大阪府、京都府、滋賀県、奈良県)にあり、その店舗数は801店舗となっています。
調剤事業やOTC販売のみならず、日用品や惣菜、生鮮食品などの食品部門の販売網が充実しており、コロナ禍にあっても巣ごもり需要などで業績も好調です。
クスリのアオキでは処方箋を受け付け調剤、投薬するだけでなく、OTCも豊富に取り揃えており、買い物ついでに医薬品を買うお客さんも多いです。
普通の調剤薬局と違い、クスリのアオキは夜遅い時間や土日も営業しています。
地域・社会貢献活動にも力を入れ、骨髄バンク支援や子育て支援事業協賛などにも積極的に参画しているのも特徴です。
クスリのアオキは、地域の近くて便利な「ドラッグストア」と「かかりつけ薬局」の両方を兼ね備えたハイブリッド型の薬局を目指している企業といえるのではないでしょうか。
クスリのアオキの企業としての将来性は?
クスリのアオキは、ドラッグストアでありながら総菜や生鮮食品の販売網が充実していることが特徴です。
ドラッグストアでありながらスーパーの機能も兼ね備えているのです。
実際に、2023年5月期上期(6~11月)実績は、連結売上高1842億円(対前年同期比14.3%増)、営業利益82億円(同21.6%増)と増収営業増益でした。
会社計画に対しても、売上高は目標想定額を67億円も上回り、営業利益も7億円弱のプラスとなっているのです。
新規出店も順調に進んでおり、薬剤師の活躍の場がますます増えていくことが期待できます。
クスリのアオキは危ない?最悪だと言われている理由を解説
クスリのアオキは業績も好調で、新規出店計画も順調に進んでいます。
しかし、一方でクスリのアオキは危ない、最悪だという噂もあるのはなぜでしょうか。
そこで、ここからはクスリのアオキの評判が悪いことや、クスリのアオキには闇があるといったような次のような噂について検証していきます!
- 結論から言えばクスリのアオキはごく一般的な優良企業
- 危ない理由①Web上での評判が悪い
- 危ない理由②出店ラッシュの影響が考えられる
- 危ない理由③パワハラなどの噂がある
- 危ない理由④最悪・闇があると言われるその他の理由
詳しくみていきましょう。
結論から言えばクスリのアオキはごく一般的な優良企業
結論からいえば、クスリのアオキはごく一般的な優良企業です。
売上の推移を見ても、経営的に傾いているということは、先述した通り、全くありませんし、労働環境が特別ブラックすぎるというわけでもありません。
では、なぜクスリのアオキはやばいと思われているのでしょうか。
危ない理由①Web上での評判が悪い
クスリのアオキをWeb上で検索すると、「クスリのアオキ 危ない」「クスリのアオキ 潰れる」「クスリのアオキ やばい」などの検索ワードがヒットします。
これだけ見ると、クスリのアオキは評判が悪いのかな、とか危ないのかなと思ってしまうかもしれません。
しかしながら、ネットの情報は匿名性が高く、信ぴょう性に関しては担保できないものもあります。
ネットの情報だけでクスリのアオキは危ないと判断してしまうことこそ、危ないのではないでしょうか。
危ない理由②出店ラッシュの影響が考えられる
先述したように、クスリのアオキの業績は好調で、新店開発のスピードも速いです。
薬剤師を確保するスピードよりも新規出店のスピードが速いため、現場は慢性的な薬剤師不足に陥ります。
これでは、現場の薬剤師にかかる負担は大きくなる一方といえるのではないでしょうか。
事実、indeedには次のようなクチコミがありました。
新店も立ち上げて少ない人数でこき使われるような状況があります。私が入社して半年たったころ異動となり店長と社員二人交互の出勤となり教えてもらうような環境ではなくなることもあります。
もちろん、全ての新店でこのような状況になるというわけではありませんが、場合によっては少ない人員で店舗を回すこともあるようです。
お客さんにとってはとても便利な存在である一方、クスリのアオキで実際に働く薬剤師にとっては大変な場合もあると考えられますね。
危ない理由③パワハラなどの噂がある
クスリのアオキにはパワハラがあるという噂があります。
クスリのアオキは、出店スピードが早いため、あまり経験や能力が伴っていない人でも昇格させることがあります。
そのため、店舗をうまく統制できずに人間関係がギスギスしたり、業務をうまく回せないので、スタッフに負担がかかることもあるようです。
クスリのアオキでは、配属される店舗は自分では選べません。
管理薬剤師がしっかりしていてスタッフの人間関係が良好な店舗であれば、ストレスなく働くことができるでしょう。
しかし、慢性的に人手不足の店舗や、人間関係の悪い店舗に配属されてしまうと、業務量も多くなり、パワハラと感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
危ない理由④最悪・闇があると言われるその他の理由
クスリのアオキでは、2017年に育児短時間勤務制度を利用していた女性従業員に対するパワハラが発覚しました。
育児短時間勤務中だった30代の女性社員に対して、閉店までの「遅番勤務」に就けないからと退職を強いたパワハラです。
この時は、当該女性社員に対して、会社が不誠実な対応を行ったこともあり、裁判にまで発展しています。
現在では、このようなことが二度とないように、会社としてしっかりと是正しているようです。
転職先としてのクスリのアオキは?離職率や給料、リアルな評判を紹介
悪い評判もあるクスリのアオキですが、かつてのブラックな問題も是正してきており、現在では成長著しい優良企業となっているのではないでしょうか。
ここからは、クスリのアオキで働く従業員の待遇面や、従業員の口コミなどを通じて、クスリのアオキを転職先にするかどうかを考えていきます!
- クスリのアオキの薬剤師の年収や福利厚生の概要
- クスリのアオキの離職率・定着率
- クスリのアオキのワーク・ライフ・バランス
- 薬剤師として働く人へのサポート体制
- クスリのアオキで働く人のリアルな口コミと評判
詳しく説明します。
クスリのアオキの薬剤師の年収や福利厚生の概要
クスリのアオキ採用HPによれば、新卒薬剤師の年収は以下のように規定されています。
理論年収
・ナショナル | (全国転勤可能) | 601万円~ |
・リージョナル | (車で4時間圏内) | 557万円~ |
・ローカル | (車で1時間圏内) | 514万円~ |
働き方は年一回変更可能
※キャリアップ重視型の年収例
※基本給、薬剤師手当、業績連動賞与を含む。
全国転勤可能であれば、新卒採用で600万円というのは破格の年収といえるのではないでしょうか。
中途採用のモデル年収は以下のように規定されています。
理論年収 ※金額は採用時に呈示
・ナショナル | (全国転勤可能) | 601万円~ 薬局長年収例:759万円 |
・リージョナル | (車で4時間圏内) | 557万円~ 薬局長年収例:708万円 |
・ローカル | (車で1時間圏内) | 514万円~ 薬局長年収例:656万円 |
働き方は年一回変更可能
※キャリアップ重視型の年収例
※基本給、薬剤師手当、業績連動賞与を含む
※選択コース、経験、配属エリアにより個別に提示
薬局長に抜擢されれば、年収は700万円台へと到達します。
かなりの好待遇といえるのではないでしょうか。
クスリのアオキで働く薬剤師の福利厚生は以下の通りです。
- 年間休日:108日以上(月間平均9日)※基本日祝休み
2021年における薬剤師社員の休日休暇の取得状況:平均116日以上(薬剤師社員の有給休暇の年間平均取得日数8.7日)
- 有給休暇、慶弔休暇、リフレッシュ休暇制度、育児休業、介護休業、看護休暇、引越休暇、裁判員休暇、産前・産後休業
- 育児休業制度、介護休業制度、育児時短勤務制度
- 社宅制度(単身・独身者は自己負担2割)
- 社会保険完備
- 従業員持株会
- 社員割引購入制度
- 退職金制度(企業型確定拠出年金)他
※労働組合あり
クスリのアオキは福利厚生が充実していることがわかります。
また、薬剤師社員の有給取得日数も8.7日となっていますので、ワークライフバランスも充実しているといえるのではないでしょうか。
クスリのアオキの離職率・定着率
クスリのアオキの離職率・定着率は公表されていませんが、奈良県の店舗の募集サイトによれば、定着率は90%となっています。
店舗の雰囲気次第ではありますが、極端に離職率が高いというわけではないようです。
クスリのアオキのワーク・ライフ・バランス
クスリのアオキは、全店「分離申請」を行っています。
調剤併設であっても、ドラッグストア店舗と調剤薬局をそれぞれ別々の施設として登録申請をしているため、ドラッグストアと薬局は別の店舗の扱いになるのです。
第1類医薬品をドラッグストアではなく、調剤薬局で販売する形式を取っているため、薬剤師が第1類医薬品販売の為にドラッグストアに常駐する必要がありません。
そのため、クスリのアオキでは薬局は基本日祝休みで平日も19:00までには閉店なので、薬剤師は夜遅くまでの勤務もなく、自分の時間も大切にしながら働くことができます。
他のドラッグストアでは深夜や日祝も薬剤師は勤務する必要があることを考えると、プライベートは充実させやすいのではないでしょうか。
また、クスリのアオキでは、年に一度のリフレッシュ休暇を取ることができます。
一週間以上の長期旅行も可能なので、従業員のワークライフバランスを考えているといえるでしょう。
薬剤師として働く人へのサポート体制
クスリのアオキでは、薬剤師として働く人のためのサポート体制も充実しています。
調剤時の秤量作業ミスを防止し、負担を減らすだけでなく効率化をアップする「調剤監査システム」を導入。
薬剤師は安心して専門性が高い業務に携わることができます。
全店舗共通で、よく使われる薬は手に届く位置に配置するなどで作業効率も高めている点も特徴です。
棚卸作業、レジ作業、在庫管理、レセプト管理などを薬剤師が行うことはありません。
クスリのアオキで働く人のリアルな口コミと評判
最後に、クスリのアオキで働く従業員の口コミを紹介します。(引用元:openwork)
性別による出世スピードの差はないと思います。手を挙げれば性別関係なくチャンスをもらえる点は良いと思います。 過去にマタハラ問題などで炎上してからは育休産休について取得を推奨するような社風になっています。時短で働くことができる期間も長いので働き続けやすさはありますがそもそもの勤務内容が重いことは前提としてください。
出店スピードの早さに対して人員確保ができていない。 若いうちに薬局長を経験できることはプラス材料。 また応援という形で、自薬局以外の薬局で勤務できることもプラスと感じた。
一時的に他の県で働いたが、そこでは処方箋枚数が圧倒的に多かった。どのように薬局内を運営していけばよいのか考えさせられたし、まだまだ知らない薬もたくさんあることを思い知らされて常に勉強しなくてはいけないと改めて感じさせられた。いい刺激となった。
ほかのドラッグストアから聞くような食品等の品出しはないが、処方箋枚数の少ない薬局ではOTCに参画(市販薬やサプリメントの品出し、前出し、薬局の案内の名刺配布)する必要がある。はじめは聞いていた話と違うと思ったが、処方箋枚数が少ないと、することもないので当たり前だと思う。
比較的早い段階でステップアップすることが可能で入社2年目には薬局長や管理薬剤師を任せられる。そのため従業員管理に関しては他の企業と比較した際経験を積むことが出来ると思う。しかし一方でキャリアアップが早い点や薬剤師としての研修が少なく経験値がないまま上司になるため知識面での不足が多くなりトラブルも多い。
子供の体調不良等の対応はよい。子供のいる方には働きやすいと思われます。休み辛い雰囲気はないです。
処方箋医薬品だけでなく一般用医薬品やサプリメントなど幅広い知識が得られる。本社に転勤となれば経営なども学ぶことが出来るため、医療関係だけではない他の知識や経験もすることができる。
以上、クスリのアオキで働く薬剤師の口コミを紹介してきました。
2017年の時短勤務女性へのハラスメント問題が発覚してからは、女性の育休産休に関しては誠意をもって対応していることがわかります。
新店開発スピードが早く、慢性的な人材不足は問題ですが、これを出世のチャンスととらえる若手社員も多いようです。
まとめ
この記事では、クスリのアオキで働く薬剤師について紹介してきました。
店舗によっては業務量が多い、昔パワハラ問題で裁判沙汰になったなどの悪い部分もあります。
しかし高年収で、いろいろなキャリアパスを描けるという魅力もあるのがクスリのアオキの特徴です。
薬剤師は、自身の専門性の高い作業に集中できる体制も整っています。
ドラッグストアの薬剤師として、地域の患者さんのために専門性の高い仕事をしたい薬剤師の方にはクスリのアオキはおすすめの転職先といえるのではないでしょうか。