イオンの薬剤師はつらい?おすすめの転職先と失敗しない転職方法

イオンの薬剤師はつらい?おすすめの転職先と失敗しない転職方法

 

「イオンの薬剤師はつらいの?おすすめの転職先ってどんなところがあるかな?失敗しない転職方法も知りたい」

 

イオンの薬剤師の仕事が忙しく、つらくて転職を考えている方もいるかもしれません。

おすすめの転職先や失敗しない転職方法がないか、知りたい人もいるのではないでしょうか。

 

  • イオンの薬剤師はつらいって本当?
  • イオンの薬剤師から、おすすめの転職先ってある?
  • 転職に失敗しないためにも、転職方法を知っておきたい!

などいろいろと気になることがあるはず。

 

そこで、今回はイオン薬局で働く薬剤師の待遇面について解説していきます。

さらに、実際にイオン薬局で働く薬剤師のリアルな評価や転職する時におすすめの調剤薬局までご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

 

この記事のまとめ
  • イオンの薬剤師は勤務地域が広かったり、店長、エリアマネージャークラスになったりすると高年収が見込める 
  • 福利厚生も充実していて、イオングループの買物割引制度なども利用可能 
  • イオンの薬剤師は業務内容はハードで人間関係トラブルが多く、転勤があるのもデメリット
  • 転職するなら高年収の他の調剤薬局を狙うのもあり 
  • 大学病院の薬剤部やMR、治験コーディネーターなどに転職するのもおすすめ
  • 転職する際は、薬剤師転職エージェントを利用したほうがスムーズ

 

目次

イオンの薬剤師はつらい?現状は?他の薬局と比較すると?

イオンの薬剤師はつらい?おすすめの転職先と失敗しない転職方法

 

イオンは買い物客が多く、薬局でもお客さんがたくさんいる印象があります。

また、日曜や祝日もイオンは当然営業していますので、薬剤師は休むことはできないのでしょうか。

 

ここでは、そんなイオンの薬剤師の現状や他の薬局との違いについて解説していきます!

 

  • イオンの薬剤師の年収や福利厚生の概要
  • イオンの薬剤師として働く人のリアルな評価
  • つらい理由①業務内容がハードで忙しい
  • つらい理由②人間関係のトラブルが多い
  • つらい理由③転勤の問題も

 

イオンの薬剤師の年収や福利厚生の概要

 

イオンの薬剤師の新卒での年収は以下の通りです。

 

勤務範囲 年収
全国 424.2万円〜448.2万円
エリア 400.2万円〜424.2万円
地域限定 340.2万円〜364.2万円

(引用元:イオンリテール新卒採用サイト

 

イオン薬局の薬剤師は、全国勤務可能か、地域、エリア限定かによって年収が大きく変わってきます。

勤務できる地域が広ければ、年収は新卒で400万円を超えるのです。

 

新卒薬剤師の平均年収は約370万円といわれているので、イオン薬局の新卒薬剤師は平均よりもかなり高いことがわかります。

イオン薬局での、中途採用薬剤師の年収はどうでしょうか。

 

以下にイオン薬局の中途採用の年収の表を提示しますので参考にしてください。

 

勤務範囲 年収
全国 424.2万円〜660万円
エリア 400.2万円〜636万円
地域限定 340.2万円〜576万円

(引用元:イオンリテール中途採用サイト

 

年収に大きな幅があるのは、経験や年齢によって変わってくるからです。

全年代の薬剤師の平均年収は580万円なので、イオンの中途採用薬剤師の年収は、勤務地域が広ければ全国平均を超えることができます。

 

マイナビ薬剤師でイオン薬局の求人を検索してみると、年収425万円〜798万円程度となっていました。

店長やエリアマネージャークラスになると年収は800万円近くになり、さらなる高収入を見込むことができるのです。

 

また、イオンの薬剤師は福利厚生が充実しているのも特徴でしょう。

以下は、イオン薬局で受けられる福利厚生の一覧となります。

 

  • 総合共済会
  • 健康保険組合
  • 企業年金基金
  • 団体生命保険
  • 社員持株会
  • 財形貯蓄
  • 買物割引制度
  • 育児勤務・育児休職制度
  • 介護勤務・介護休職制度
  • 社宅、住宅助成金制度

(引用元:イオンリテールHP

 

上記のように、基本的な福利厚生が充実していることはもちろんです。

しかもイオングループでの買物割引制度など、大手ショッピングモールの強みを活かした福利厚生も大きな魅力となっているのではないでしょうか。

 

イオンの薬剤師として働く人のリアルな評価

 

では、実際にイオン薬局で働く従業員たちの口コミを確認してみましょう。

(引用元:薬コミ

 

30代 男性 正社員

サービス残業はまったくない、法令遵守の意識がとても高い。シフトはパートさんの予定優先のため、柔軟性がなく、予定が立てづらい。有給取得は店舗によってまちまちで余裕がない店舗ではほとんど有給がとれない場合がある

 

40代 男性 正社員

薬局の現場には管理職と一般があるが労働環境は悪い

管理職はサビ残が当たり前

一般薬剤師は残業の山

くだらない作業が多すぎる

慢性的な人員不足で有給取得はほぼ不可能だが年間勤務計画で最低7日は組み込む必要があるのでシフト上は入れておいて後から勤務に変えるという方法で有給を消している

なお本社勤務の連中は長休も有給も取り放題である

 

40代 男性 正社員

私はしなかったが

サービス残業になるケースがあり、会社も黙認しているようだった

残業の申請の不備などでサービスになるケースのどもある

 

希望の日は取れるが

会社既定の長期連休は、人によって細かく分割される2日や3日の連休にされてしまう

(最大20連続可能、10日、5日の連続休暇)

 

上司によるが、連休をとると必ず嫌味を言われ

とりずらい環境がある

 

40代 男性 正社員

入社時の説明と違って全く休みがとれない

有給消化はろくにできない

酷いときは朝から晩まで仕事を強いられる

23時頃まで勤務するにもかかわらず翌日9時出勤ということがたびたびある

人員不足を説明しても薬局の業務を分かっていない店長に人事権があるため補充もされなければ開店時間の短縮すらできない

 

20代 男性 正社員

一般の薬局を経験した人には適さない、イオンルールといったおかしな制度がある。一度、全薬剤師がウエルシアで基本を学ぶか、イオン薬局を廃止し薬局はウエルシアに担当させたほうが、薬剤師のためにも患者のためにも良いと思う。私のいた店舗は管理薬剤師が出世のことしか考えておらず、自分の過誤だけは一切報告しない隠蔽体質の可哀想な人間であった。

 

30代 女性 パート・アルバイト

パートだったので、残業はなく、シフトもかなり対応していただけました。その分社員の方にはあまりシフトの自由はなく、大変そうでした。

 

OTCと調剤と併設の店舗でしたが、調剤の件数はそれほど多くなく、OTC販売に関わる業務であるお客様の応対や納品された商品を陳列したりが主で、季節によって棚替えをしたりなどがありました。調剤業務は、薬剤師1人だけのことが多いので、処方箋入力から調剤、服薬指導まで、また調剤用の医薬品も入荷すれば、検品、納品などしました。

 

休憩時間も、PHSを持っていて、お客様からの問い合わせや調剤がある場合は、すぐに戻らなければなりませんでした。

 

つらい理由①業務内容がハードで忙しい

 

イオン薬局での勤務が辛い理由として、業務内容がハードで忙しいということがあげられます。

口コミでも、調剤業務や服薬指導以外にも、多くの業務をこなさねばならないことがわかるのではないでしょうか。

 

OTC併設のため、商品の種類も多く、医薬品以外の商品陳列も大変です。

また、店舗によっては薬剤師としての業務だけでなく処方箋入力などの事務作業もこなさねばなりません。

 

つらい理由②人間関係のトラブルが多い

 

人間関係のトラブルが多いこともイオン薬局での勤務がつらい理由の一つです。

店舗内では管理薬剤師の権力が強いため、管理薬剤師に気に入られなければシフトなどで影響をうけることもあります。

 

また、本部と現場の見解が一致しないことも多く、その場合は現場がストレスをためることになりかねません。

ただ人間関係のトラブルは人がいればどこもあるのは仕方のないこと。

 

衝動的に転職して、またその先で人間関係に悩まされるというリスクは当然あります。

 

つらい理由③転勤の問題も

 

イオンの薬局では、2-3年に1度転勤があります。

全国勤務可能であれば、地域も変わってしまうので、そのことをストレスに感じる薬剤師も多いのです。

 

結婚し家庭を持つと、急激な環境の変化は家族にも影響を及ぼすのではないでしょうか。

子供が小学生以上だと転校などのストレスを心配する人も多いでしょう。

 

地方を限定するエリア限定勤務や、さらに地域を限定する地域限定勤務もありますが、収入は低くなってしまうのが難点です。

 

イオンの薬剤師はつらい!転職するなら?おすすめの調剤薬局

イオンの薬剤師はつらい?おすすめの転職先と失敗しない転職方法

 

「イオンの薬局は収入も高いけど、転勤が多いし業務も多くて大変そう。続ける自信がない。」

そう思った人も多いのではないでしょうか。

 

 ぜひイオン薬局に限定するのではなく、他の調剤薬局や病院薬剤師への転職なども検討してみてください!

 

  • 年収の高い大手調剤薬局ランキング
  • 調剤薬局以外の勤務先も視野に入れると良い

 

年収の高い大手調剤薬局ランキング

 

イオンの薬局以外の年収が高い大手調剤薬局を紹介していきます。

上位5社は以下の通りです。

 

順位 企業名 想定年収
1位 日本調剤 432万~832万円
2位 クオール 418万円~664万円
3位 メディカルシステムネットワーク 410万円~
4位 スズケン 406万円~613万円
5位 アインホールディングス 400万円~608万円

(引用元:薬キャリ

 

いずれも薬剤師の全国平均年収の580万円を超えることが可能な想定年収となっています。

特に日本調剤は他社とくらべ、想定年収の上限が832万円となっており、かなりの高年収が期待できるのではないでしょうか。

 

ただし、ここに上がった調剤薬局グループはいずれも全国規模で出店しています。

そのため、高年収を目指す場合は、全国転勤可能などの制約があることに注視しなければなりません。

 

調剤薬局以外の勤務先も視野に入れると良い

 

薬剤師の働く場所は調剤薬局だけではありません。

例えば、大学病院などの総合病院の薬剤部で働く薬剤師(病院薬剤師)は、最先端の薬剤治療に触れることができることが特徴です。

 

診療所がある企業の薬剤師なども、患者数はそれほど多くなくおすすめですよ。

今までの知識を生かしてMRや新薬の治験コーディネーターとして働く方法もあります。

 

珍しいところでは、麻薬取締部に勤務する薬剤師もいるのです。

製薬会社の研究職や開発業務などを狙うという手もあるでしょう。

 

このように、調剤薬局以外にも薬剤師の資格を活かせる場所は意外と多くあります。

調剤薬局の薬剤師として働くことに疑問を感じたら、思い切って別の職種で薬剤師の資格を活かすことも考えましょう。

 

イオンの薬剤師からの転職!失敗しない転職方法とは?

イオンの薬剤師はつらい?おすすめの転職先と失敗しない転職方法

 

「イオンで薬剤師をしているけど、つらくて転職したい。」

そんな方は、すぐにでも転職を検討しましょう。

 

ただし、焦って転職先を決めてしまうと、またイオン薬局と同じようなつらい思いをしなければならないかもしれません。

 

  • スキルアップしておくと有利
  • 薬剤師専門の転職エージェントを使う
  • 自分の優先順位を明確にする
  • エージェントに内部の情報を必ず尋ねる

 

スキルアップしておくと有利

 

薬剤師としてさらにスキルアップしておくと、転職も有利になります。

おすすめはインターネットを介したE-ラーニングだけで所得ができる認定薬剤師です。

 

認定薬剤師は、1994年から開始した制度で薬剤師としての知識や技術力を証明するものになります。

その他「スポーツファーマシスト」もおすすめです。

 

「スポーツファーマシスト」とは、アスリートのアンチ・ドーピングに関する知識をもっている薬剤師のことで、2009年に発足しました。

さまざまなアスリートにとって、ドーピング問題は大変重要です。

 

アスリートを専門家としてサポートできる薬剤師なので、スポーツの好きな方は取得してみてはいかがでしょうか。

 

薬剤師専門の転職エージェントを使う

 

一般企業の転職でも転職エージェントを使うのは当然となっていますが、薬剤師の転職では薬剤師専門の転職エージェントを使うことをおすすめします。

転職する際、自分で薬局を探すのは難しいためです。

 

多忙な仕事をこなしながら転職先を探すのは、時間的にも厳しいでしょう。

実際、薬剤師専門の転職エージェントは、豊富な薬剤師転職案件を持っています。

 

転職エージェントは転職活動にあたって、こちらの希望に沿って的確なアドバイスをしてくれる点も特徴です。

また、転職エージェントは転職先との面談、交渉なども行ってくれるので、安心して転職活動を進めることができることも利点といえるでしょう。

 

ドラッグストアに強い転職エージェントや、派遣に強い転職エージェントなど特色もさまざま。

自分の働きたい場所やスタイルに合ったエージェントを探して登録しましょう。

 

自分の優先順位を明確にする

 

転職エージェントに転職活動を支援してもらう際に、自分の希望を伝えることは非常に重要です。

例えば、高年収を優先する場合とワークライフバランスを優先する場合では、転職エージェントが推薦する企業も変わってきます。

 

また、小さいお子さんがいる場合などは、全国転勤は難しい場合もあるでしょう。

このように、転職先を決める場合は、自分の希望をしっかりと転職エージェントに伝え、その上で自分の優先順位をそうするかを事前に決めておく必要があります。

 

エージェントに内部の情報を必ず尋ねる

 

転職先企業の内部の情報は、事前に転職エージェントに確認しておきましょう。

あなたの転職先が調剤薬局の場合、配属される店舗の人間関係が悪いと、勤務するのはかなりのストレスになってしまいますよね。

 

離職者が多い企業や頻繁に募集している企業であれば、何かしら問題がある場合があるといえるでしょう。

転職エージェントは、一定期間以上転職者が転職先に在籍しなければ、転職先から紹介料を受け取ることができません。

 

そのため、転職エージェントも問題のある企業に、転職者を紹介することはしたくないはずです。

あなたが検討している転職先の内部情報は、しっかりと転職エージェントに確認しましょう。

 

転職エージェントも、内部情報をきちんと説明してくれます。

 

まとめ

イオンの薬剤師はつらい?おすすめの転職先と失敗しない転職方法

 

ここまで、イオンの薬剤師の労働環境が大変であることを説明してきました。

年収は高いものの転勤が頻繁にあり、薬剤師としての仕事以外の業務が多いことは薬剤師にとって大きな負担です。

 

年収の高い他の大手調剤薬局や、病院薬剤師などの転職も検討するべきでしょう。

その際は、薬剤師専門の転職エージェントを活用し、自分の優先順位をしっかりと伝えて転職先を決めるとよいです。

 

転職先を決めたら、転職エージェントから内部情報を必ず確認し、失敗しない転職を実現させましょう!

 

 

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