「アイセイ薬局を辞めたいけれどおすすめの転職先ってあるの?失敗しない転職方法を知りたい!」
アイセイ薬局で働く人の中には、辞めたいと思っている人もいるでしょう。
どのような転職先がいいのか、失敗しない転職方法があるなら知りたいですよね。
- アイセイ薬局を辞めたい!
- 薬剤師のおすすめの転職先はどんなところ?
- 薬剤師が失敗しない転職方法はある?
など、いろいろなことが気になるのではないでしょうか?
そこで、今回はアイセイ薬局で働く薬剤師の現状を解説していきます。
さらに、アイセイ薬局を退職した後のおすすめの転職先や失敗しない転職方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!
- アイセイ薬局はM&Aで積極的に店舗を増やしているため、薬剤師不足でノルマや残業が厳しい
- パワハラや人間関係の問題がある店舗もあるが、高年収が期待できて福利厚生も充実している
- 転職するなら、高年収のホワイトな大手調剤薬局や調剤薬局以外も視野に入れる
- 都心部より地方のほうが年収が高いことも転職の考慮に入れたい
- 転職に失敗しないためにも、薬剤師専門の転職エージェント利用がおすすめ
- 転職するなら自分の優先順位を明確にして、資格やスキルを付けることも大事
アイセイ薬局を辞めたい!アイセイ薬局の現状を客観的に見ると?
アイセイ薬局はどのような調剤薬局なのか、まずは現状を解説します。
ここからは、アイセイ薬局の現状として次の項目を客観的にみていきましょう!
- アイセイ薬局とは?
- アイセイ薬局は環境面でやや厳しい部分があるという意見が多い
- アイセイ薬局のキツい部分①ノルマが厳しい
- アイセイ薬局のキツい部分②残業が多い
- アイセイ薬局のキツい部分③パワハラや人間関係の問題
- アイセイ薬局の給与や福利厚生面は?
- アイセイ薬局に勤務している人のリアルな意見
アイセイ薬局とは?
アイセイ薬局は、現在398店舗の調剤薬局「アイセイハート薬局」を全国に展開する大手調剤薬局グループです。
M&Aで急速に店舗数を拡大しており、店舗は主に東北地方から近畿地方に多くなっています。
アイセイ薬局はM&Aなどで店舗数を積極的に増やした結果、薬剤師の確保が追いついていません。
そのため、店舗によってはかなり業務量が多いようです。
このような状況では、アイセイ薬局で働く薬剤師は不安ではないでしょうか。
店舗開発のスピードに薬剤師の確保が追いついておらず、人員不足のまま店舗を運営していかなければなりません。
現場の薬剤師に負担がかかり続ける状態は正常とはいえませんし、このまま薬剤師としてアイセイ薬局で働き続けるのはリスクがあるのではないでしょうか。
アイセイ薬局は環境面でやや厳しい部分があるという意見が多い
アイセイ薬局は店舗数を拡大し続けており、薬剤師を確保するスピードよりも新規出店のスピードが速いため、現場は慢性的な薬剤師不足に陥っているという意見が多いのです。
現場の薬剤師にかかる負担は大きくなる一方です。
有給どころか希望休をとることすら難しい場合もあり、現場のモチベーションもあがりにくいのではないでしょうか。
アイセイ薬局のキツい部分①ノルマが厳しい
アイセイ薬局のキツい部分に、ノルマが厳しいということがあげられます。
アイセイ薬局は、診療報酬改定のたびに大手調剤薬局は減収となることが多く、その減収分をかかりつけ薬剤師などの技術料で賄おうとしています。
店舗ごとにかかりつけ薬剤師獲得数などのノルマが課されることがあり、薬剤師にはかなり負担がかかっているようです。
アイセイ薬局のキツい部分②残業が多い
openworkのサイトの口コミによれば、アイセイ薬局は店舗によってはかなり残業が多くなってしまうようです。
『シフト制で不規則な生活かつ残業は毎日当たり前です。月に早く帰れるのは3〜4回しかない。週休2日だが土日休みでないので友人とも予定が合わせ辛く、平日は疲れて何も出来ないことが多い。』
このような店舗に配属されると、心身ともに疲弊してしまうでしょう。
アイセイ薬局のキツい部分③パワハラや人間関係の問題
アイセイ薬局は、出店スピードが早いため、あまり経験や能力が伴っていない人でも昇格させることがあります。
そのため、店舗をうまく統制できずに人間関係がギスギスしたり、管理薬剤師などのポストにつくのを拒否した社員を降格させたりすることもあるようです。
アイセイ薬局では、配属される店舗は自分では選べません。
常にパワハラが横行している店舗や人間関係の悪い店舗に配属されてしまうリスクがあるといえるでしょう。
アイセイ薬局の給与や福利厚生面は?
アイセイ薬局の採用HPによると、アイセイ薬局の年収は、380万円〜500万円程度(24歳〜30歳モデル)となっています。
ただし、全国勤務が可能な勤務形態を選ぶと、最大15万円/月の地域手当がつく場合もあり、年収は700万円を超えることもあるようです。
アイセイ薬局の福利厚生は以下のようになっています。
- 産前産後休業、育児休業と充実の復帰サポート、育児短時間勤務制度、介護休業
- 特別休暇制度
- 慶弔見舞金
- eラーニング受講
- サークル活動費の補助
- お薬代サポート
- 各種保険加入
- 所得補償保険(GLTD)
- 財形貯蓄
- 健康診断・インフルエンザ予防接種
- 永年勤続表彰制度
- 退職金制度
- 確定拠出年金制度
- 会員制福利厚生サービス
アイセイ薬局の福利厚生はかなり充実しているといえるでしょう。
アイセイ薬局に勤務している人のリアルな意見
ここからは、アイセイ薬局で働く薬剤師の口コミや評価を紹介します。
(引用元:openwork)
業務はとにかく効率重視で、患者様に向き合うというよりは患者をさばく感じ。患者さんからの相談などで服薬指導が長引くと、先輩社員からお叱りを受けなければならず、何のための薬剤師なのか分からなくなる。 また売り上げ偏重の傾向があるため、とにかく会社からかかりつけを推進される。 先輩薬剤師などは、あまりにかかりつけノルマを課されたため、薬局内に複数患者さんがいたときに、目の前に自分のかかりつけ患者さんがいるのに、「〇〇さん~?」と探していた。かかりつけ患者の顔と名前が一致しておらず、形だけの加算を得て満足なのだろうか。 きっとそういうことを考える薬剤師はこの薬局に向いていない。店舗間での違いはあるのだろうが、都会ではなく田舎の店舗でもそのような実態であったため、忙しい店舗では更にと思われる。
配属によるが、とにかくどこも人が足りないため残業は当たり前。シフト制のため毎日入り時間も帰れる時間も異なる。繁忙期は夜11時を回ることもある。体力的に辛い。
あまりにも店舗格差がはげしく納得できなかったから。店舗格差がでるのは仕方がないが、せめて土日祝も働くなら連休を取りやすくしたり、普段夜遅いなら、交替でたまに早く帰宅できる日をつくるなどなにか埋め合わせがほしかったです。
出店と買収を繰り返しているため、管理薬剤師を補おうと早くしてポジションにつかされがち。 面談などで希望は聞かれるが、断ったことで減給や転勤を匂わす対応をされたりとマネージャーの対応が悪いことがあった。
基本給は店長によってA判定になってもマネージャーに結局は下げられる。 年齢で上がっていく印象。 他社では加算や物販でプラスになったりもするようだが、うちはない。 やる気がない人は楽かもしれないが、頑張っている人が損すると感じる。 薬剤師手当はテストで変わる。年に一度のテストで、受かりランクが変われば5000円月に変わる。わりと難しいが、真剣に勉強すれば上がらないこともない。が一定のランクに達するともう合格はもう無いと思ったほうがいい。 店長にならない限り頭打ち。
アイセイ薬局は新店開発のスピードが早いこともあり、やはり現場の薬剤師はかなり大変なようです。
配属される店舗によって、勤務環境に大きな違いがあることも不満の種となっているようです。
アイセイ薬局を辞めた場合おすすめの転職先は?
「やはり業務量が多く大変なので、アイセイ薬局は辞めたい。でも、転職はどうしたらよいのだろう。」
そう思う方も多いでしょう。
ここからは、転職におすすめの調剤薬局や勤務先について解説していきます!
- 年収の高い大手調剤薬局ランキング
- 調剤薬局以外の勤務先も視野に入れると良い
- 都心部と地方では地方の方が年収が高め
年収の高い大手調剤薬局ランキング
アイセイ薬局以外の年収が高い大手調剤薬局を紹介していきます。
上位5社は以下の通りです。
順位 | 企業名 | 想定年収 |
1位 | 日本調剤 | 432万~832万円 |
2位 | クオール | 418万円~664万円 |
3位 | メディカルシステムネットワーク | 410万円~ |
4位 | スズケン | 406万円~613万円 |
5位 | アインホールディングス | 400万円~608万円 |
(引用元:薬キャリ)
いずれも薬剤師の全国平均年収の580万円を超えることが可能な想定年収となっていることがわかります。
特に日本調剤は、想定年収の上限が832万円となっており、かなりの高年収が期待できるのではないでしょうか。
ただし、ここに上がった調剤薬局グループはいずれも全国規模で出店しています。
そのため、高年収を目指す場合は、全国転勤可能などの制約があることに注視しなければなりません。
もちろん、アイセイ薬局も比較的高い年収であることは間違いないです。
それでもやはり、労働環境の安定している同業他社の大手調剤薬局チェーン店への転職は、有効な解決方法ではないでしょうか。
調剤薬局以外の勤務先も視野に入れると良い
薬剤師の働く場所は調剤薬局だけではありません。
大学病院などの総合病院の薬剤部の病院薬剤師は、最先端の薬剤治療に触れることができることが大きな魅力です。
また、新薬の治験コーディネーターとして勤務したり、麻薬取締部に勤務する薬剤師もいますし、いずれもやりがいのある仕事ができるのではないでしょうか。
このように、調剤薬局以外にも薬剤師の資格を活かせる場所は意外と多くあるのです。
アイセイ薬局で一生懸命働いたのに、親会社は事業再生ADRを申請してしまいました。
他の薬局で同じ目に合わないとも限りません。
調剤薬局の薬剤師として働くことに疲れてしまったら、思い切って別の職種で薬剤師の資格を活かすことも考えましょう。
都心部と地方では地方の方が年収が高め
また、人口が集中し、薬剤師の絶対数の多い都市部よりも少ない地方の方が収入があがりやすいということも転職先を選ぶ指標になります。
地方の薬局は、薬剤師の確保に頭を悩ませているのが実情です。
そのため、交渉次第ではかなりの高年収で働くことができるのではないでしょうか。
順位 | 都道府県名 | 平均年収 |
1位 | 栃木県 | 624万円 |
2位 | 福島県 | 608万円 |
3位 | 三重県 | 597万円 |
4位 | 広島県 | 591万円 |
5位 | 香川県 | 584万円 |
6位 | 兵庫県 | 581万円 |
7位 | 静岡県 | 578万円 |
8位 | 北海道 | 574万円 |
9位 | 島根県 | 570万円 |
10位 | 京都府 | 569万円 |
(引用元:厚生労働省 賃金基本統計調査)
上の表は都道府県別の薬剤師平均年収の上位10県です。
東京、神奈川、大阪などの大都市を抱える地域より、地方の都道府県の年収が高くなっていることがわかります。
独身で家族がいないなど、住む地域にこだわりがないのであれば、思い切って地方の薬局に転職してみるのもよいでしょう。
自治体によっては、移住者を歓迎しており支援金を出すところもあります。
IターンやUターンを検討してみるのもおすすめです。
アイセイ薬局からの転職!失敗しない転職方法とは?
アイセイ薬局は福利厚生がいいものの、やはり転職したいと考える薬剤師の方もいるでしょう。
ここからは、失敗しない転職方法を解説します。
- 薬剤師専門の転職エージェントに複数登録する
- 自分の優先順位を明確にする
- エージェントに内部の情報を必ず尋ねる
- 資格やスキルをつけて自分を磨く
薬剤師専門の転職エージェントに複数登録する
転職する際、自分で薬局を探すのは難しいのが実情です。
一般企業の転職でも、転職エージェントを使うのは当然となっていますが、薬剤師の転職でも、薬剤師専門の転職エージェントを使うことをお勧めします。
なぜなら、薬剤師専門の転職エージェントは、豊富な薬剤師転職案件と正確な企業情報を持っているからです。
転職エージェントは転職活動にあたって、こちらの希望に沿って的確なアドバイスをしてくれます。
面接などが苦手な人には、模擬面接を行ってくれるエージェントもあるので安心です。
また、転職エージェントは転職先との面談、交渉なども行ってくれる点もメリットですね。
安心して転職活動を進めることができることも利点の一つといえるのではないでしょうか。
登録する際は、ぜひ一つだけでなく複数の転職エージェントを使ってください。
複数登録することで自分の条件にあった転職先を見つけやすくなります。
同じ転職希望先でもエージェントによっては、より好条件を引き出すことができるのではないでしょうか。
自分の優先順位を明確にする
転職エージェントに転職活動を支援してもらう際に、自分の希望を伝えることは非常に重要です。
例えば、高年収を優先する場合とワークライフバランスを優先する場合では、転職エージェントが推薦する企業も変わってきます。
また、小さいお子さんがいる場合などは、全国転勤や地方への転勤は難しい場合もあるでしょう。
優先順位が明確になっていないと、試行錯誤で転職活動を進めることになってしまいます。
そうなると時間がかかり非効率です。
転職先を決める場合は、自分の希望をしっかりと転職エージェントに伝え、その上で自分の優先順位をどうするかを事前に決めておく必要があります。
エージェントに内部の情報を必ず尋ねる
転職先企業の内部の情報は、事前に転職エージェントに確認しておきましょう。
あなたの転職先が調剤薬局の場合、配属される店舗の人間関係が悪かったりすると、勤務するのはかなりのストレスになってしまいます。
また、離職者が多い企業であれば、何かしら問題がある場合があるといえるでしょう。
転職エージェントは、一定期間以上転職者が転職先に在籍しなければ、転職先から紹介料を受け取ることができません。
そのため、転職エージェントも問題のある企業に、転職者を紹介することはしたくないはずです。
あなたが検討している転職先の内部情報は、しっかりと転職エージェントに確認しましょう。
資格やスキルをつけて自分を磨く
薬剤師も立派な国家資格ですが、さらに専門性を高めた資格やスキルをつけることができます。
例えば、認定薬剤師はインターネットを介したE-ラーニングだけで所得可能です。
ドーピングの防止などに関わる「スポーツファーマシスト」という資格をとれば、アスリートのサポートをすることもできます。
スポーツを実際にやっている方や興味のある方にとってはぴったりの資格ですね。
このような認定資格をとれば、転職活動でも非常に有効です。
企業によっては、薬剤師の資格取得にかかる費用を援助してくれる制度をとりいれているところもありますので、確認してみるとよいでしょう。
まとめ
ここまで、アイセイ薬局で働く薬剤師が転職すべきであることを説明してきました。
年収はそれなりに高く福利厚生もよいのですが、親会社の経営方針が強引なこともあり、大変な現場で働き続けることは大きな負担となります。
高年収でホワイトな労働環境の他の大手調剤薬局や、病院薬剤師などへの転職も検討するとよいでしょう。
都市部にこだわりがなければ、高年収が期待できる地方勤務も検討してみてください。
転職する際は薬剤師専門の転職エージェントを利用しましょう。
複数のエージェントを利用することで多くの転職先を検討することができるので、ぜひ納得のいく転職先を見つけてください!