「Amazonの薬剤師の求人ってどこで見るの?オンライン服薬指導に参入してくるそうだけど、募集要項の具体的な内容を知りたい!」
Amazonがオンライン服薬指導事業に参入するなら、薬剤師の求人をどこで見ればいいのか疑問に思いますよね。
募集内容の具体的な内容も知っておけば、転職先として候補に入れやすいでしょう。
- Amazonの薬剤師の求人ってどこで見るの?
- Amazonの薬剤師の募集要項の具体的な内容はどうやってわかる?
- Amazonの薬剤師の年収など待遇面ってどうなっているんだろう
そこで、今回はAmazonで働く薬剤師の待遇面について解説していきます。
Amazonで働く薬剤師の年収だけでなく、外資系特有の株式報酬制度(RSU)やサインオンボーナスなどの制度面も詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてみて下さい!
- Amazonはオンライン服薬指導による医薬品の配送業に参入
- 以前の募集要項によると、月額基本給は500,000 円以上なので年収600万以上と考えられる
- Amazonでは株式報酬制度(RSU)やサインオンボーナス、社員割引などがある
- 求人情報はAmazonの採用HPで確認するか薬剤師専用転職エージェントに相談
- 基本条件は大卒以上、薬剤師免許所持などのほか英語力も求められる
Amazonが行う医薬品の販売とは?薬剤師の仕事は何?
Amazonは、アメリカ資本のインターネット通販を主軸とした会社です。
ご存知の通り物流網は世界中をカバーしており、日本でも本やおもちゃ、日用品などあらゆるものがAmazonで購入できます。
そんなAmazonが、日本でも医薬品販売業に進出することになりました。
- Amazonが行う医薬品の販売とは?
- Amazonで薬剤師が行う仕事とは?
Amazonが行う医薬品の販売とは?
2022年9月、Amazonもオンライン服薬指導事業に参入することを発表し、日本においても薬剤師を募集しています。
Amazonはこの規制緩和の動きに目を付け、オンライン服薬指導による医薬品の配送業に参入することになったのです。
日本でもオンライン診療が解禁され、電子処方箋によるオンライン服薬指導が始まりました。
今まで、処方箋薬を通信販売することは日本では不可能だったのです。
しかし解禁されたことで、処方箋薬を患者の自宅で配送できるようになりました。
患者は病院や薬局に行かなくても、処方箋薬を自宅に届けてもらえる時代になったのです。
Amazonは、巨大な配送網と物流ノウハウを持つため、非常に優位な立場といえるでしょう。
Amazonで薬剤師が行う仕事とは?
では、Amazonの薬剤師はどのような仕事をするのでしょうか。
オンライン服薬指導後の医薬品配送はAmazonが請け負いますが、オンライン服薬指導と処方箋の調剤は、提携薬局が行います。
Amazonが、独自に薬局を立ち上げるというわけではありません。
つまり、Amazonの薬剤師が直接調剤したり、服薬指導を行うということは現時点ではないのではないでしょうか。
Amazonで働く薬剤師の仕事は、やはり物流メインということになります。
医薬品でも、医師の指示が必要ないわゆる処方箋(要指示医薬品)以外は薬剤師でも販売することが可能です。
Amazon内で医薬品を販売するために必要な情報を提供し、薬機法を遵守した販売を行うことが薬剤師の主な仕事といえるでしょう。
また、AmazonではEC販売が主力となるため、医薬品、医療機器等の出荷業務の確認も薬剤師に任されています。
さらに、お客さまからの医薬品、健康食品、サプリメントに関する問合せ業務も多いです。
正しい情報提供を行い、セルフメディケーションを推進していくことも重要な仕事といえるではないでしょうか。
このように、医薬品販売に関する仕事全般がAmazonで働く薬剤師の仕事になります。
Amazonの薬剤師の年収はどれくらい?募集要項の記載内容は?
では、Amazonで働く薬剤師の年収はどのくらいになるのでしょうか。
ここからは、実際にAmazonの募集要項を確認しながら、年収やRSU、サインオンボーナスについて解説していきます!
- 募集要項から見るAmazonの薬剤師の年収
- 給与以外の株式報酬制度(RSU)とは?
- サインオンボーナスはもらえる?
それぞれ詳しくみていきましょう。
募集要項から見るAmazonの薬剤師の年収
Amazonの募集要項によると、現在Amazonでは薬剤師はマネージャー職を募集しています。
以前は一般薬剤師も募集しており、その時の募集要項を抜粋します。
【給与情報】
- 月額基本給:500,000 円以上(年俸を12分割支給)
- 月額基本給には、月70時間の時間外労働手当に相当する時間外労働手当、深夜勤務手当、法定休日勤務手当分(固定残業代)が含まれている
- ただし70時間分を超える時間外労働手当、深夜勤務手当、法定休日勤務手当(固定残業代)についての割増賃金は追加で支給
- 月額基本給が 500,000 円の場合、固定残業代の額は 176,768 円であり、固定残業代を含まない本給の額は323,232 円である
※能力、資格、経歴、経験等を考慮し、面接後に最終決定
月収50万円以上と明記されていますので、年収が600万円以上であることは間違いありません。
薬剤師の全国平均年収が565万円であることを考えると、最低でも600万円というAmazonの年収はかなり高いといえるのではないでしょうか。
「能力、資格、経歴、経験等を考慮し、面接後に最終決定」とありますので、経験によっては800万円台も可能です。
給与以外の株式報酬制度(RSU)とは?
Amazonはアメリカ資本の外資系会社です。
給与体系も日本とは違っており、通常では考えられないユニークな制度があることがAmazonの特徴であるといえるでしょう。
そのユニークな制度の一つに、株式報酬制度(RSU)が挙げられます。
RSUは給料の一部が株式で支給される制度のことで、Amazonが決めた勤務条件を達成した後に、Amazon株が報酬としてもらえます。
ご存じの通り、Amazonは世界的企業で株価も上昇傾向です。
今後も成長していく可能性が高いので、Amazonの株式を保有できることは資産増加につながるといえるのではないでしょうか。
サインオンボーナスはもらえる?
Amazonで働く薬剤師には、サインオンボーナスとよばれる、もう一つのユニークな報酬制度があります。
サインオンボーナスは、入社時に支払われる一時金のことで、優秀な人材を確保するための施策です。
一般的な入社お祝い金と違い、Amazonのサインオンボーナスは入社2年目まで支払われます。
そのため、Amazonに転職する際の大きな魅力といえるでしょう。
Amazonの薬剤師の求人情報はどこに載っている?必要な資格は?
「これだけ高収入なら、Amazonで薬剤師として働いてみたい。でも、求人情報はどこで確認したらよいのだろう?」
そう思う人は多いでしょう。
では、求人情報はどのように確認すればよいのでしょうか。
- Amazonの薬剤師の求人情報を見るには?
- Amazonの薬剤師に求められる資格や能力は?
- Amazonの薬剤師の基本的な福利厚生は?
- Amazonの薬剤師は仕事が多い?激務?
上記のポイントをチェックしていきましょう。
Amazonの薬剤師の求人情報を見るには?
薬剤師の求人は、薬剤師専用の転職サイトを確認したり、薬剤師専用の転職エージェントに相談す方法があります。
しかし、Amazonの薬剤師求人は人気が高く、転職サイトを利用しても求人情報は確認できません。
Amazonの採用HPで薬剤師の求人情報を確認する方法があります。
このHPで「薬剤師」と検索すれば、現在Amazonで募集中の薬剤師求人情報を確認することができるでしょう。
また、薬キャリなどの薬剤師専用転職エージェントに相談する方法もあります。
Amazonから薬剤師募集があれば、エージェントでも対応してくれるのではないでしょうか。
Amazonの薬剤師に求められる資格や能力は?
では、Amazonで薬剤師として働くうえで必要な資格やスキルは何でしょうか。
現在Amazonでの薬剤師求人はマネージャー職のみですが、基本条件が公開されていますので確認してみましょう。
- 最終学歴:大卒以上
Experience:
- 薬剤師免許を有していること
- 3年以上:薬剤師としての業務経験
- 1年以上:管理薬剤師としての業務経験
- 1年以上:people manager(3名以上)としての業務経験
- 1年以上:対人販売(患者、顧客対応)の経験
- 1年以上:社内他部署との業務対応経験
1:電話対応しながら、サイト内で調査や、記録をする程度のPCスキル
2:ドラッグストア・コールセンターでの経験
3:英語力(読み書き・会話)
4:インクルーシブなカルチャーへの貢献や多様性に富んだグループで働くことに対して前向きであること
一般薬剤師の募集であればもう少し条件は緩くなりそうですが、Amazonでマネージャー職ともなると、求められるスキルも高くなるということでしょう。
また、他の薬剤師求人と違い「英語力があったほうが望ましい」というのは外資系であるAmazonらしい歓迎条件といえます。
英語に自信のある方は、応募してみてはいかがでしょうか。
Amazonの薬剤師の基本的な福利厚生は?
Amazonで働く薬剤師には次のような福利厚生があります。
- 制限付株式(RSU)
- 確定拠出年金
- 社会保険(アマゾンジャパン健康保険組合、厚生年金、雇用保険、労災保険)
- 休暇(有給休暇、パーソナル休暇、特別有給休暇)
- 健康診断
- 通勤交通費支給
- 社員割引
- 団体生命保険
社員割引制度を使えば、Amazonで扱っているすべての商品を10%割引で購入することができます。
普段のネットショッピングをAmazonで購入すれば、かなりお得になりますね。
RSUなども考えると、Amazonの福利厚生はかなり充実しているといえるのではないでしょうか。
Amazonの薬剤師は仕事が多い?激務?
Amazonで働く薬剤師は、一般的な薬局と違い、かなり特殊な職場であることはすでに説明しました。
注文された医薬品や医療機器の出荷確認や、販売について薬機法を遵守した行為であるかの確認作業、お客様からの問い合わせなど、その業務は多岐にわたります。
募集要項によると、勤務時間は9:00-18:00で、365日(土日祝日含む)シフト勤務のため、それほど遅くまで働くようなことはなさそうです。
ただし、以前の募集要項によれば、「月額基本給には、月70時間の時間外労働手当に相当する時間外労働手当、深夜勤務手当、法定休日勤務手当分(固定残業代)が含まれている」との記載があります。
月70時間というのは、非常に多い残業ということになるのではないでしょうか。
しかしながら、これは「月70時間残業しなければならない」ということではありませんのでそこまで心配する必要はありません。
また、土日祝が休みではないのはしんどいかもしれませんが、休暇制度(有給休暇、パーソナル休暇、特別有給休暇)は充実しています。
Amazonの薬剤師が特別激務というわけではないことがわかるのではないでしょうか。
Amazonの薬剤師求人まとめ
ここまで解説した内容を一覧表にまとめています。
Amazonの薬剤師の求人について知りたい方は参考にしてください。
Amazonの薬剤師について疑問 | 情報 |
Amazonの薬剤師の求人情報を見るところは? | Amazonの採用HPで薬剤師の求人情報を確認する
薬キャリなどの薬剤師専用転職エージェントに相談する |
Amazonの薬剤師に求められる資格・能力
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Amazonの薬剤師の歓迎条件
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1:電話対応しながら、サイト内で調査や、記録をする程度のPCスキル2:ドラッグストア・コールセンターでの経験 3:英語力(読み書き・会話) 4:インクルーシブなカルチャーへの貢献や多様性に富んだグループで働くことに対して前向きであること |
Amazonの薬剤師の福利厚生
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Amazonの薬剤師の仕事は激務? |
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まとめ
ここまで、Amazonで働く薬剤師の年収や福利厚生など待遇面について紹介してきました。
現在Amazonでの薬剤師求人はマネージャー職に限るので、自分のスキル、経験に指針がある人でないと難しいかもしれません。
RSUやサインオンボーナス、社員割引など魅力的な福利厚生も多いので、Amazonで薬剤師として働くこともぜひ検討してみてください。
その際は、Amazonの採用ページや薬剤師専用の転職エージェントを確認してみましょう!